福岡県小郡市で延べ1.9万m2の物流施設を開発、アスコット:リテール&ロジスティクス
アスコットは、2021年に新規参入した物流施設開発事業の第3号案件となる用地を、福岡県小郡市でSPC(特定目的会社)を通じて、取得した。現在、取得した土地で、物流施設「小郡ロジスティクスセンター(仮称)」の開発を進めている。なお、アスコットとして初めての九州地方での物流施設開発となる。
アスコットは、福岡県小郡市で開発を進めている物流施設「小郡ロジスティクスセンター(仮称)」の概要を2022年11月29日に発表した。
大分自動車道「筑後小郡IC」から約0.5キロの場所に位置
開発地は、九州北部を横断する大分自動車道「筑後小郡インターチェンジ(IC)」から約0.5キロ(車で約1分)の場所にあり、大分自動車道、九州自動車道、長崎自動車道が交わる「鳥栖ジャンクション(JCT)」から約5.7キロ(車で約6分)のエリアに位置し、九州全域への配送拠点として役立つ。
さらに、「福岡IC」から32.6キロ(車で約30分)の地域にあり、「福岡空港」から約31.1キロ(車で約32分)で、「博多港」から約36.5キロ(車で約35分)と、幅広い物流ニーズに応えられる他、人口30万人都市の久留米市からも通勤圏内で、最寄り駅の甘木鉄道甘木線「今隈」駅から徒歩5分の場所にあり、入居するテナントで働く人材を雇用しやすい。
なお、小郡ロジスティクスセンターのアセットマネジメント業務は、CBREやボルテックス投資顧問が担当し、プロパティマネジメント業務はCBREが受託する予定だ。優先出資者は、ボルテックスや日本国土開発、アスコットとなる。
小郡ロジスティクスセンターの概要
小郡ロジスティクスセンターは、S造地上3階建てで、延べ床面積は約1万9814平方メートル。所在地は福岡県小郡市山隈字柳、向浦、上岩田字杉山で、敷地面積は約1万2167平方メートル。建物用途は倉庫(倉庫業を営む倉庫)。施工は大和ハウス工業が担当し、竣工は2024年春を予定している。
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