千葉県浦安市で延べ5.2万m2のマルチテナント型物流施設が着工、日鉄興和不動産:リテール&ロジスティクス
日鉄興和不動産は、物流施設「LOGIFRONT」シリーズの1つとして、千葉県浦安市で、物流施設「LOGIFRONT 越谷I」「LOGIFRONT 越谷II」「LOGIFRONT 狭山」に次ぐ首都圏第4弾となるマルチテナント型物流施設「LOGIFRONT 浦安」の開発に着手した。
日鉄興和不動産は、千葉県浦安で計画を進める物流施設「LOGIFRONT 浦安」が2022年1月31日に着工したことを同日に発表した。
1〜3階をRCS構造にすることでブレースを削減
開発地は、東京都心部から15キロ圏内で、首都高速道路湾岸線「舞浜インターチェンジ(IC)」から約2.4キロの場所にあり、幹線道路(首都高速湾岸線・国道357号線)による関東圏全域へのアクセスが良好なエリアで、広域集配送の拠点として期待されている。
さらに、大型物流施設や生産・加工施設が集積する千葉県内有数の産業エリアにあるため、24 時間操業が可能な他、浦安エリアは人口が集積しており雇用も確保しやすい。
LOGIFRONT 浦安は、1階と2 階にトラックバースを備えた地上4階建てのマルチテナント型施設で、1〜3階をRCS構造にすることでブレースを削減してレイアウトの自由度を高める。
加えて、テナントの分割にもフレキシブルに対応できるように、大型車両が直接2階へアクセスするスロープを設置し、昇降設備は4基の荷物用エレベーターと垂直搬送機を標準搭載して、2基の垂直搬送機を増設可能とする構造を採用。
倉庫は、事務所の増設や倉庫空調機器等の設置、非常用発電機の配置など、入居テナントのニーズに合わせた最適なカスタマイズを想定している。建物の外観は、黒と銀色の外壁にLOGIFRONTシリーズのシンボルマークである「ビッグL(エル)」や充実した植栽が映えるスタイリッシュなデザインを取り入れる。
環境対策に関しては、全館にLED照明とセンサー照明を導入し省エネを図り、壁面の緑化なども行う。
LOGIFRONT 浦安の概要
LOGIFRONT 浦安は、RCS造(一部S造)地上4階建てで、延べ床面積は5万2478平方メートル。所在地は千葉県浦安市港80で、敷地面積2万4413平方メートル。設計・施工は大豊建設が担当し、設計工事監修はフクダ・アンド・パートナーズが担い、着工は2021年12月31日で、竣工は2023年1月を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ヒューリックが物流施設の開発事業を始動、第1弾は江戸川区で延べ1.9万m2の物流施設
ヒューリックは、物流施設開発事業の第1弾として、東京都江戸川区で「ヒューリックロジスティクス葛西」の開発に着手した。ヒューリックロジスティクス葛西の開発プロジェクトは、東京都江戸川区で同社が保有するオフィスビル「ヒューリック葛西臨海ビル」の未利用容積(約100%分)を活用した増築として行う。 - https://built.itmedia.co.jp/bt/articles/2002/04/news012.html,i
- BTS型物流施設「LOGI'Q 三芳」が竣工、防火用の設計や最新設備を導入
東急不動産は、「Deliver future and smiles.」をテーマに、物流施設ブランド「LOGI'Q」の展開を2016年にスタートした。現在、開発中の物流施設を含め、累計14物件を建設している。2020年1月29日には、埼玉県入間郡にBTS型物流施設「LOGI'Q 三芳」が竣工式を執り行った。