仙台市宮城野区で延べ1.6万m2の物流施設が竣工、大和物流:リテール&ロジスティクス
大和ハウスグループの大和物流は、仙台市宮城野区で開発を進めていた物流施設「仙台扇町物流センター」が2022年11月30日に竣工したことを公表した。
大和ハウスグループの大和物流は、仙台市宮城野区で開発を進めていた物流施設「仙台扇町物流センター」が2022年11月30日に竣工し、同年12月1日に稼働を開始した。
JR「仙台」駅から約20分のエリアに位置
開発地は、JR「仙台」駅から約20分のエリアに位置し、仙台市内全域への配送をカバーし、仙台東部道路の「仙台東インターチェンジ(ICT)」と「仙台港ICT」から約4kキロと近接し、東北自動車道も利用可能なことから、岩手県盛岡市や栃木県宇都宮市へ2時間半以内でアクセスし、東北各県や関東地方への広域配送拠点として使える。
仙台扇町物流センターは、S造地上5階建てで、湿気やほこりが入りにくく、貨物の衛生管理がしやすい高床式倉庫で、電子部品や製造装置などを扱うエリアには、空調設備を導入することで製品特性に適した庫内環境を提供している。
各階の面積は約3950平方メートルで、2基の貨物用エレベーターや3基の垂直搬送機を備えており、5階建ての倉庫ながら迅速な商品の搬出入が行える。倉庫は、床荷重が1階は1平方メートル当たり2.0トンで、3〜5階は1平方メートル当たり1.5トン、梁下有効高は1階が6.5メートル、3〜5階は5.5メートル。
仙台扇町物流センターの概要
仙台扇町物流センターは、S造地上5階建てで、延べ床面積は1万6748.24平方メートル。所在地は宮城県仙台市宮城野区扇町1丁目7番42号で、敷地面積は8399.12平方メートル。設計・施工は大和ハウス工業が担当し、着工は2021年10月20日で、竣工は2022年11月30日、稼働は2022年12月1日。
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