福島県郡山市で延べ1.8万m2の物流施設が着工、大和ハウス工業:リテール&ロジスティクス
大和ハウス工業は、これまで福島県内で、大型マルチテナント型物流施設「DPL郡山I」とJT東日本原料本部工場跡地に位置する大型マルチテナント物流施設「DPL福島須賀川」の開発を手掛けてきた。現在は、県内で両物件に続くマルチテナント型物流施設として「DPL郡山II」の開発を進めている。
大和ハウス工業は、福島県郡山市の郡山中央工業団地で開発を進めているマルチテナント型物流施設「DPL郡山II」が2022年3月15日に着工したことを発表した。
JR「郡山駅」から約3.8キロの場所位置
開発地は、同社のマルチテナント型物流施設「DPL郡山I」に隣接し、東北自動車道「郡山インターチェンジ(IC)」から約9.7キロの場所にあり、同自動車道「郡山南IC」から約9.3キロのエリアに位置し、磐越自動車道「郡山東IC」から約10.5キロと、3カ所のICから約10キロの地域に立地する。そのため、東北全域へのアクセスに優れ、物流エリアの広域化・複雑化が進む中で、テナント企業のニーズに応えられる他、JR「郡山駅」から約3.8キロと職住近接の就労環境が整っている。
DPL郡山IIは、平屋建てで、2社のテナント企業が入居可能なマルチテナント型物流施設。マルチテナント型物流施設は、テナント企業が建設費や維持管理費を抑えて物流事業を展開でき、BTS型物流施設と比べて事業開始までの期間を短縮する。加えて、多様化する物流ニーズに応じたスピーディーな事業展開ができる。
今回の施設は、郡山市内だけでなく、福島県内における工業団地内の製造会社や小売会社、東北全域への配送を手掛ける会社などの入居を想定した建物となっている。
DPL郡山IIの概要
DPL郡山IIは、S造平屋建てで、延べ床面積は1万8613.96平方メートル。所在地は福島県郡山市字外河原8番7他で、敷地面積は3万2327.92平方メートル。設計・施工は金田建設が担当し、着工日は2022年3月15日で、竣工は2023年2月、入居は同年3月を予定している。総投資額は約30億円。
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