ニュース
日立、データドリブンな製造/社会インフラ向けDX基盤を提供:クラウド
日立製作所は、製造業や社会インフラ分野向けのデータドリブンなDXプラットフォーム「Hitachi IoT Platform for industryクラウドサービス」を提供開始する。データマネジメントに加えて、DX戦略や業務構想の策定も支援する。
日立製作所は、製造業や社会インフラ分野向けのデータドリブンなDXプラットフォーム「Hitachi IoT Platform for industryクラウドサービス」を2022年11月1日から提供開始する。
クラウドサービスは、データマネジメントに関する基本機能をサービス化したもので、DX戦略や業務構想の策定も支援し、実装に求められるデータモデルを構築する。
DX構想やデータモデルを策定した後には、データ利活用基盤を設計し、データの収集や蓄積、加工、API提供、見える化などの基本機能を用意しており、必要なサービスのみを選択できる。
顧客の指定するクラウド上に同基盤を構築し、稼働監視やサービスデスクなどを含めたフルマネージドサービスとして提供する。セキュリティ面では、業界標準や米防総省向けシステムのセキュリティ機能要件「SCCA」で推奨されている構造を採用する。
日立製作所は今後、サービスメニューの拡充を図る他、製造業や社会インフラ以外の分野への適用も進める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 日立、設備を点検/監視/最適化するデジタルソリューションを販売
日立製作所は、電力事業者など向けに、送電網などの設備を点検、監視および最適化するデジタルソリューション「Lumada Inspection Insights」の販売を開始する。 - ニューノーマルに対応したスマートビル実現のプラットフォーム「BuilMirai」、日立×MS
日立製作所は、Microsoft AzureやMicrosoft Dynamics 365を活用し、今までにない効率的なビル設備の運用管理やビル内の快適な生活を実現する次世代のビル向けIoTプラットフォーム「BuilMirai」を開発した。 - 日立システムズのインフラ劣化状態を見える化するサービス
日立システムズは、社会インフラを含む施設や設備の点検・補修業務の維持管理データを専用のクラウド基盤上でAIにより分析し、対象物の劣化状態を見える化する「CYDEEN劣化要因分析支援サービス」を開発した。 - “スマートビル”の先に見据える持続可能な街づくり 日立×東京建物の協創戦略
コロナ禍への対応、SDGsへの関心、生産年齢の人口減――街(都市)を取り巻く環境は刻々と変化している。そうした現状では、竣工時に魅力のピークが到達する従来型の街づくりからの脱却が求められている。街が持続的に魅力的であり続けるために必要なこととは何か。ビルのソリューションプロバイダーとして業界をリードする日立のビルシステムビジネスユニットと、持続可能な街づくりを通してESG経営の高度化を推進する東京建物が展望を語った。