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ゼロボード、建設と物流向けのGHG排出量ソリューションを開発へカーボンニュートラル

ゼロボードは、業界特化型のGHG排出量算定および可視化ソリューションとして、物流業界向けの「zeroboard logistics」と建設業界向けの「zeroboard construction」の構想を発表した。

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 ゼロボードは2022年8月24日、業界特化型のGHG(温室効果ガス)排出量算定および可視化ソリューションとして、物流業界向けの「zeroboard logistics」(ゼロボード・ロジスティクス)と建設業界向けの「zeroboard construction」(ゼロボード・コンストラクション)の構想を発表した。ともに2023年内のリリースに向けた開発に着手している。

GHG排出量算定および可視化ソリューション「zeroboard」イメージ
GHG排出量算定および可視化ソリューション「zeroboard」イメージ 出典:ゼロボードプレスリリース

 zeroboard logisticsでは、多重下請け構造に対応可能なデータ連携機能や、物流センター、輸送種類、荷主などでの個別算定、輸送だけでなく保管に関する算定も可能な機能を開発している。

 国際物流にも対応する予定で、TMS(Transport Management System:商品を物流センターより出荷した後、届け先までの輸配送を統合的に管理するツール)やNACSS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System:入出港する船舶や航空機、輸出入される貨物に関して、税関などの関係行政機関に対する手続きや関連する民間業務をオンラインで処理するシステム)などとの連携についても検討を進める。

 zeroboard constructionでは、建設事業者の管理システムやIoT(モノのインターネット)デバイスとデータ連携し、作業日報などからのデータを収集することで、現場全体でのGHG排出量を日時単位で算定、可視化する。また、工期中の建設事業者によるPR、広報活動や、排出量の管理および改善をサポートする機能も検討する。

 産業部門では、運輸部門のGHG排出量や建築物運用時のGHG排出量が大きく、両分野での排出量削減が課題となっている。

 zeroboardは、自社のエネルギー利用に由来するGHG排出量(Scope1・2)と、自社以外のサプライチェーン排出量(Scope3)の算定が可能。Scope3の算定に用いる排出原単位に関してはデータ連携機能を提供しており、サプライヤーの実績値の収集にかかる人的コストを削減できる。

GHGプロトコルにおけるScope1、2、3の分類
GHGプロトコルにおけるScope1、2、3の分類 出典:ゼロボードプレスリリース

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