神奈川県厚木市で延べ1.4万m2の物流施設が竣工し満床で稼働、サンケイビル:リテール&ロジスティクス
サンケイビルは、神奈川県厚木市で開発を進めていた物流施設「SANKEILOGI厚木」が2022年8月31日に竣工したことを公表した。なお、入居テナントは既に決定しており、同年9月1日から満床稼働している。
サンケイビルは、物流施設「SANKEILOGI(サンケイロジ)」シリーズの第2弾として、神奈川県厚木市で開発を進めていた物流施設「SANKEILOGI厚木」が2022年8月31日に竣工したことを同日に発表した。
小田急線「本厚木」駅からバスで約7分の場所に位置
開発地は、小田急線「本厚木」駅からバスで約7分の場所にあり、「アンリツ前」バス停から徒歩約7分のエリアに立地し、東名高速道路「厚木インターチェンジ(IC)」から約3.9キロの地域にあり、圏央道「海老名IC」から約5.1キロと交通利便性に優れる。
なお、厚木エリアは、東名高速道路「厚木インターチェンジIC」を起点に圏央道と接する首都圏の玄関口で、広域配送にしやすく、物流施設の需要が高い。
SANKEILOGI厚木は、S造地上4階建てで、温かみがある木調のエントランスホールを設けている他、各階に男女トイレと更衣室を設置し、女子トイレにはパウダーコーナーを備えた。
倉庫は、梁(はり)下有効高さが5.5メートルで、床荷重は1平方メートル当たり1.5トン。庫内には2基の荷物用エレベーター(積載荷重が3.5トン)、2基の垂直搬送機(積載荷重が1.5トン)を装着した。
加えて、各階にフォークリフト充電スペースを設置し、大型車対応のトラックバースやドックレベラーも配置した。トラックバースにはドライバー用トイレも用意している。
環境配慮に関して、太陽光発電システムを屋上に装着し、施設内で自家消費を行えるようにしているだけでなく、太陽光発電システムは停電時に太陽光発電で自立運転する機能を持つ。さらに、LED照明器具や断熱性に優れたサンドイッチパネルを採用し、非常用発電機設置スペースも確保した。
こういった取り組みで、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」で最高ランクの「5スター」と「Nearly ZEB」を2022年8月に取得している。
SANKEILOGI厚木の概要
SANKEILOGI厚木は、S造地上4階建てで、延べ床面積は1万4055平方メートル。所在地は神奈川県厚木市恩名五丁目18番32号で、敷地面積は6842平方メートル。設計・施工は三井住友建設が担当し、着工は2021年9月21日で、竣工は2022年8月31日。
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