ニュース
福島県で発電規模1990kWのバイオマス発電設備の運転を開始、奥村組:プロジェクト
平田バイオエナジーは、福島県石川郡平田村で開発を進めていたバイオマス発電設備「福島平田村バイオマスパワー1号」の運転を2022年5月29日に開始した。
奥村組の連結子会社で、木質バイオマス発電事業を行う平田バイオエナジーは、福島県石川郡平田村で開発を進めていたバイオマス発電設備2基「福島平田村バイオマスパワー1号」と「福島平田村バイオマスパワー2号」のうち、完成した福島平田村バイオマスパワー1号の営業運転を2022年5月29日に開始した。
燃料の木質チップには福島県と近隣県の林地で発生する間伐材を使用
今回の事業は、奥村組や四国電力、岩堀建設工業の共同出資により設立した平田バイオエナジーが、発電規模1990キロワット(kW)の福島平田村バイオマスパワー1号と福島平田村バイオマスパワー2号を建設し、国産材由来の木質チップを燃料として発電事業を行うもの。福島平田村バイオマスパワー2号は、2023年4月の営業運転開始に向け、建設工事を進めている。
さらに、燃料となる全ての木質チップには、福島県と近隣県の林地で発生する間伐材などを使い、森林整備の促進や林業振興、雇用創出によって地域社会の活性化にも貢献する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 三菱地所らがバイオマス発電の事業会社を設立、第1弾の発電所は年間6900トンのCO2削減
三菱地所は、静岡ガス&パワーとプロスペックAZとともに、バイオマス発電事業を展開する合弁会社「東松山バイオマス発電」を設立した。 - 発電容量51.5MWの木質バイオマス発電所を茨城県神栖市に開業、大林組
大林組は、茨城県神栖市で、大林グループとして2棟目となる木質バイオマス発電所の営業運転を2022年2月に開始した。 - 信州ウッドパワー建設の木質バイオマス発電所が稼働、年間売上高は5.4億円
信州ウッドパワーが長野県東御市の羽毛山工業団地で建設した木質バイオマス発電所がこのほど稼働をスタートした。同発電所の年間発電量は約1350万キロワットで、売上高は5億4000万円になる見込みだ。 - 奥村組らが福島県平田村で木質バイオマス発電事業会社を設立、1990kWの発電施設を開発
奥村組、四国電力、岩堀建設工業の3社は、共同出資で、福島県石川郡平田村に木質バイオマス発電事業を行う平田バイオエナジーを設立し、現在、県内で発電所の開発を進めている。