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PICK、不動産賃貸に特化した電子契約サービス「PICKFORM」提供開始:不動産テック
PICKは、管理会社・仲介会社などの事業者が利用できる不動産賃貸に特化した電子契約サービス「PICKFORM(ピックフォーム)」を開発し、2022年5月18日にサービスを開始した。
PICKは、管理会社・仲介会社など、不動産賃貸契約にかかわる事業者向けの電子契約サービス「PICKFORM(ピックフォーム)」を開発。2022年5月18日から、不動産取引の電子契約の解禁に合わせてサービスを開始した。
同サービスはシンプルな操作性を特徴に持ち、感覚的に操作ができるように余計な機能は全て排除した。関係者全員が一目で進捗確認できる上、従来の電話などを使った確認フローも省ける。不動産業者は普段から用いている契約書をそのまま利用でき、初期の面倒な設定やデータの移行は一切必要ない。
同社によれば、導入した時の費用対効果は、仮に賃貸営業客付専任4人で、新規かつ1カ月平均で、50件の申込み対応を行っている管理会社を想定した場合、年間約80万円の費用対効果が見込める計算となるという。年間費用は約57%削減、作業時間は年間で約81%の削減が見込めるとのことだ。
基本利用料は月額3万円(1通当たり200円)の料金設定。最初の5通までは無料でトライアルが可能だ。リリース記念として、早期登録により2022年7月末までは月額1万円(1通当たり100円)で提供する。
他社の類似サービスでは電子押印の機能を外部のベンダーとAPI連携しているケースが多いが、同社は電子押印システムも自社開発によりサービス提供を行うため、低価格な不動産賃貸特化型電子契約サービスを実現できたという。
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