ニュース
ミライト・ホールディングスが統合しミライト・ワンに、目標は2030年度に売上高1兆円:産業動向(6/6 ページ)
通信建設会社のミライト・ホールディングスは、2022年7月にミライト・ホールディングス、ミライト、ミライトテクノロジーズの3社を統合し、ミライト・ワンを設立することを公表した。ミライト・ワンでは、2030年に向けたビジョンの「MIRAIT ONE Group Vision 2030」に沿って、「人間中心経営」「事業成長加速」「利益性トップクラス」「データインサイト マネジメント」「ESG経営基盤強化」といった5つのチャレンジを行う。
保有する拠点の電力をグリーン電力に切り替え
ESG経営の基盤強化では、グリーン発電事業で環境負荷を軽減するだけでなく、同社のグループで使用する自動車をEV車やHV車に変更し、保有する拠点の電力をグリーン電力に切り替えるなどの取り組みを行い、温室効果ガス排出量のカットに貢献する。さらに、2022年5月には、環境イニシアチブ(SBT)に申請しており、環境イニシアチブの認定を取得する見込みだ。
また、協力会社の約2200社から選出されたコアパートナー会社350社とともにミライト・ワンパートナー会を設立し、ビジネス機会の創出やみらいカレッジでの人材育成、現場の働き方改革などにつなげる。
なお、ミライト・ワングループでは、監査等委員会設置会社に移行して、グループマネジメントの体制は、ミライト・ワン、西武建設、ミライト・ワン・システムなどの7社で連携し、グループ社長会議や経営会議、取締役会を行う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 建設業で効果的なZETA通信の基礎や導入事例
低消費電力で、長距離通信を屋内の建築現場でも可能にする通信規格「ZETA」の概要やビルメンテナンスでの活用事例、建設業で役立つ理由について解説した連載記事まとめをレポートする。 - 工事進捗に合わせ堅牢な無線通信環境を簡単に構築、戸田建設
戸田建設と古野電気は、無線通信環境を簡単に構築できる「ウェーブガイドLANシステム」を開発した。 - ケーブル不要の“LPWA”通信でトンネル坑内の計測時間を半分に、大成建設
大成建設は、トンネル坑内の計測作業にLPWA無線通信を採り入れ、通信ケーブル無しで1キロ以上の長距離通信を可能にする計測システムを実用化した。今後は、山岳トンネル工事で行う多くの計測作業に適用することで、現場での作業の省力化を図っていく。 - “5G通信”で建機2台を遠隔操作し土砂運搬に成功、KDDI・大林組・NECが共同開発
KDDI、大林組、NECの3社は、大阪府茨木市で建設中の「安威川ダム」で、次世代移動通信システム「5G」を活用したバックホウとクローラーダンプを遠隔操作により連携させる実証実験を行い、成功させた。