赤坂二丁目再開発の名称が「東京ワールドゲート赤坂」に、オフィスとホテルの43階建てビル:プロジェクト
NTT都市開発は、森トラストと共同で、東京・港区赤坂二丁目で計画している再開発の街区名称を「東京ワールドゲート赤坂」に決めた。街のコンセプトは、「Next Destination 〜もう一度、街で会おう〜」で、ニューノーマルのその先の未来に、多様な人々が再び出会い、交流するための目的地となることを目指している。
NTT都市開発は2022年5月12日、森トラストと共同で進めている東京圏国家戦略特別区域の特定事業 「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」について、街区の正式名称を「東京ワールドゲート赤坂」とし、建物名称を「赤坂トラストタワー」に決定したと明らかにした。
地上43階建て、延べ22万m2の規模で2024年8月に開業
プロジェクトは、ニューノーマルのその先の未来に、多様な人々が再び出会い、交流するための目的地となることを標ぼうし、街区コンセプトは「Next Destination 〜もう一度、街で会おう〜」と掲げている。
コンセプトロゴには、東京ワールドゲートブランドの象徴である「世界に向けた門」をイメージしたデザインを踏襲しつつ、「赤坂」という地名の由来とされる「茜坂」から、文字色には茜色を採用。「土地の歴史を受け継ぎながら、グローバルビジネスを加速させる拠点として発展させていきたい」という想いを表現している。
計画地は、地名地番で東京都港区赤坂二丁目1712番1他の敷地面積約1万5750平方メートル。赤坂トラストタワーは、S造(一部RC、SRC造)で地下3階・地上43階建て、延べ床面積約22万平方メートルの規模。設計・施工は大成建設で、2021年1月15日の着工で、第1期竣工は2024年8月、第2期竣工は2025年10月の見通し。
赤坂トラストタワー内の構成は、地下に400台を収容可能な駐車場やバス乗り場を設け、1〜3階の低層部に店舗、クリニック、歴史文化発信施設。3階と5〜36階はオフィスフロア、38〜43階はホテルとサービスアパートメントとなる見込み。さまざまな機能をビル内に集約することで、オフィスワーカーの日常をサポートするとともに、地域と融合した歴史文化発信施設の設置により、新たな交流や賑(にぎ)わいも創出する。
ビルの構造は、中間層免震構造を採用し、地震の揺れを低減。多様な要因により、万が一停電になっても、コージェネレーションシステムと非常用発電の連動で、専有部で平常時の80%となる電力を1週間継続的に供給し、テナント企業の業務継続性をバックアップする。
環境配慮面では、省エネルギーや環境負荷低減対策だけでなく、建物の環境性能を総合的に評価する「CASBEE(建築環境総合性能評価)」で、最高ランクとなる「Sランク」相当の性能を目標に設定している。
他にも、赤坂・虎ノ門緑道から連続する大規模緑地の整備も予定。快適な空間により、オフィスワーカーの心身の健康と生産性の向上に貢献する「ウェルビーイング」なワークプレースを整備する。
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