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大和ハウス、国内研修施設が米国の環境認証3種を同時取得:省エネ
大和ハウス工業の研修施設「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」が、米国のGreen Business Certificationによる環境認証「LEED」「WELL」「SITES」を同時に取得した。
大和ハウス工業は2022年1月、同社の研修施設「大和ハウスグループ みらい価値共創センター」が、米国のGreen Business Certificationによる環境認証「LEED」「WELL」「SITES」を同時取得したと発表した。
LEEDは建築物の環境への配慮、WELLは建物を利用する人の健康や快適性への配慮、SITESはランドスケープの持続可能性をそれぞれ評価するものとなっている。認証レベルはLEEDがGOLD、WELLがPLATINUM、SITESがGOLDとなった。
同施設は省エネルギー性能に優れている。同社発表によると、一般の施設と比較して一次エネルギー消費量を63%削減できるという。
また、複数の出口を設けたオールジェンダートイレや所属している宗教、宗派を問わず利用できる祈祷室、野菜や果物を多く用いた食事を提供するダイニング、授乳室なども設けた。
生物多様性への取り組みとしては、在来種や地場産材を施設内の庭園に用いて周辺の生態系を再生した。
施設内の庭園「レインガーデン」は、雨水を敷地内に浸透、貯留することが可能。下水道への負荷低減や水害の防止に寄与するほか、雨水はトイレの洗浄水や植栽への散水として使用できるため、水道使用量も低減する。
なお、同施設は国内認証の「BELS」(省エネルギー)および「JHEP」(生物多様性)も取得している。
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