物流施設「SANKEILOGI」シリーズの第1号物件が竣工、サンケイビル:リテール&ロジスティクス
サンケイビルは、物流施設「SANKEILOGI」シリーズの第1号物件として千葉県柏市で竣工した「SANKEILOGI 柏の葉」の稼働を2022年3月15日に開始した。入居テナントは既に決定している。
サンケイビルは、物流施設「SANKEILOGI」シリーズの第1号物件として、千葉県柏市で開発を進めていた「SANKEILOGI 柏の葉」が2022年3月15日に竣工したことを同日に発表した。
施設の屋根に太陽光発電システムを導入
開発地の柏エリアは、都心部から30キロ圏内に位置し、東京港から車で約35分の場所にあり、船舶貨物輸送と車両による消費地への荷物搬送を行いやすい。当該地は、常磐自動車道「柏インターチェンジ(IC)」から約700メートルのエリアにあり、国道16号線も使えるため、広域配送にも対応する。
さらに、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅で運行する東武バスの「国立がん研究センター停留所」から徒歩5分の地域に立地し、通勤時間帯におけるバスの運行頻度が高く、居住人口も多いことから従業員を確保しやすい。
SANKEILOGI 柏の葉は、S造地上4階建てで、複数テナントの入居に応じる。倉庫には、12台分の10トン車用トラックバースと3台分のトラック待機場を配置し、梁(はり)下有効高さは5.5メートルで、床荷重は1平方メートル当たり1.5トン。庫内には、積載荷重が3.5トンの荷物用エレベーター2基と積載荷重が1.5トンの垂直搬送機2基を完備し、各階にフォークリフト充電スペースを搭載している他、ドックレベラーも用意している。
2階には作業者がくつろげる屋外テラスを設け、敷地内には喫煙所を整備し、各階に男女トイレ・更衣室を設置して、女子トイレにはパウダーコーナーも常設し、快適な労働環境を構築した。
環境配慮に関して、施設の屋根に太陽光発電システムを導入し、発電した電力を施設内で自家消費可能としている。使用している太陽光発電システムは自立運転機能も備え停電時に役立つ。また、LED照明器具と断熱性に優れたサンドイッチパネルを採用し、非常用発電機設置スペースも確保した。
SANKEILOGI 柏の葉の概要
SANKEILOGI 柏の葉は、S造地上4階建てで、延べ床面積は1万1049平方メートル。所在地は千葉県柏市柏の葉五丁目4番12号で、敷地面積は5313平方メートル。用途は倉庫と事務所で、着工は2021年4月15日で、竣工は2022年3月15日。
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