ニュース
茨城県土浦市で物流総合効率化法の認定を取得した物流施設が着工、日本物流開発:リテール&ロジスティクス
日本物流開発は、茨城県土浦市で計画を進める物流施設「土浦新センター」が着工したことを公表した。投資総額は約32億円。
丸和運輸機関の連結子会社である日本物流開発は、EC物流事業における業績拡大と物流効率化を目的に、茨城県土浦市で、物流施設「土浦新センター」の開発に着手したことを2022年1月31日に発表した。
「土浦北インターチェンジ」から1キロの場所に立地
開発地は常磐道「土浦北インターチェンジ」から1キロの場所にある。土浦新センターは、既存物流センター4棟の集約と新規顧客誘致を目的に掲げており、小・中規模のECサイト運営企業に対し、付加価値の高い流通加工などを含む物流代行を行う。
さらに、土浦市初となるという物流総合効率化法の認定を受けた特定流通業務施設で、環境負荷の低減と省力化を図り、地域環境にやさしい物流を目指す。
また、同社としてはこれまでにない大型の投資案件であり、事業拡大の重要拠点とする戦略を掲げている他、2022年4月には日本物流開発と丸和運輸機関の協業による「デジタル営業推進チーム」の発足を計画しており、マーケティングとEC物流事業の強化に取り組む。
土浦新センターの概要
土浦新センターの所在地は、茨城県土浦市上坂田1467で、敷地面積は1万6344平方メートル。建設面積は1万8742平方メートルの見込みで、竣工は2023年6月を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 三井不動産が新たに物流施設を7件開発、総延べ床面積は約390万m2に
三井不動産はこのほど、新たに物流施設を7件開発することを発表した。新規開発施設7物件を含めた三井不動産の物流施設は、合計47物件で、総延べ床面積は約390万平方メートルに及び、累計投資額は約6100億円に達する。 - ヒューリックが物流施設の開発事業を始動、第1弾は江戸川区で延べ1.9万m2の物流施設
ヒューリックは、物流施設開発事業の第1弾として、東京都江戸川区で「ヒューリックロジスティクス葛西」の開発に着手した。ヒューリックロジスティクス葛西の開発プロジェクトは、東京都江戸川区で同社が保有するオフィスビル「ヒューリック葛西臨海ビル」の未利用容積(約100%分)を活用した増築として行う。 - 延べ5.1万m2以上の物流施設「DPL草加」を着工、大和ハウス
大和ハウス工業はマルチテナント型物流施設の開発を進めている。2019年12月1日、埼玉県草加市で、マルチテナント型物流施設「DPL草加(仮称)」を着工した。 - 茨城県稲敷郡で延べ3.6万m2の物流施設が着工、大和ハウス工業
大和ハウス工業は、茨城県内で、マルチテナント型物流施設「DPLつくば阿見I-A」やBTS型物流施設「Dプロジェクトつくば谷田部」など、合計8棟・総延床面積約33万平方メートルの物流施設を開発してきた。同社はこのほど、茨城県で9棟目となる物流施設「DPLつくば阿見II」の開発に着手した。