リモートワーク用の空間を備えた分譲住宅が横浜市で着工、NTT都市開発:プロジェクト
NTT都市開発は、神奈川県横浜市青葉区で計画を進めている戸建て分譲住宅の開発プロジェクト「ウエリスコートあざみ野」が着工したことを2021年11月30日に発表した。
NTT都市開発は、神奈川県横浜市青葉区で計画を進めている戸建て分譲住宅の開発プロジェクト「ウエリスコートあざみ野」の宅地造成工事が完了し、新築工事に着手したことを2021年11月30日に発表した。
建物は低炭素住宅の認証と耐震等級3を取得
開発地が立地する青葉区あざみ野は、東急田園都市線沿線の開発により住宅街として発展したエリアで、カフェやレストランなどの店舗が点在し、緑も広がっている。さらに、開発地は、良好な住環境を備えた第一種低層住居専用地域に属し、横浜市営地下鉄ブルーライン「あざみ野」駅から徒歩5分の場所にあり、東急田園都市線「あざみ野」駅から徒歩6分に位置し、交通利便性に優れる。
今回のプロジェクトは、宅地開発から戸建て住宅の新築工事までをNTT都市開発が行うもので、11棟の戸建て住宅を新築する。当街区は、緑豊かな「あざみ野」の風景と調和しつつ、シンプルな直線を基調とした都市的でモダンなデザインの物件により街並みを作り上げる。
各建物は、木造2階建てで、間取り3〜4LDKとし、1棟当たりの敷地面積は125.05〜135.06平方メートとなる見込みだ。さらに、テラスやスカイバルコニー、大型の窓、吹抜けなどの空間を配置し、高台の立地で開放感と南向きの眺望を楽しめるようにする。
加えて、屋内のユーティリティースペースは、マルチメディアコンセントを設け安定した通信環境を整備し、窓の設置により通風と採光を確保する他、エアコンの配置に対応することで、快適なリモートワーク環境を構築する。感染症対策では、各住宅に宅配ボックスを完備し、玄関まわりには手洗い場を設ける。
環境配慮とBCP対策に関しては、低炭素住宅の認証と耐震等級3を取得し、家庭用燃料電池コジェネシステム「エネファーム」の採用により停電などの非常時にも対応する。
「ウエリスコートあざみ野」の概要
ウエリスコートあざみ野は、開発面積が1652.29平方メートルで、用途地域は第一種低層住居専用地域。各建物は、木造2階建てで、延べ床面積は100.00〜107.21平方メートル。所在地は神奈川県横浜市青葉区あざみ野一丁目16番14他で、敷地面積は125.05〜135.06平方メートル。
基本設計は建築設計室アトリエティーツーが、実施設計・施工は細田工務店が、外構工事は西武造園がそれぞれ担当し、販売予定時期は2022年6月上旬を予定している。
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