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パナソニックがアイススポーツ施設のライティングをサポート、多様な利用形態に対応する劇場空間を創出LED(4/4 ページ)

パナソニック エレクトリックワークス社は、屋内/屋外を問わず、高度なライティング技術を多くの自治体や公共施設に提供している。青森県八戸市の「FLAT HACHINOHE」でのアリーナ照明設備もその一つだ。FLAT HACHINOHEは、近隣の小・中学生のスケート授業からプロチームのアイスホッケーまで、各種アイススポーツに利用されており、フロアを転換することで、氷上以外の多彩な催しの場ともなっている。

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多彩な演出に対応するDMX制御の照明コントローラー

 FLAT ARENAは、氷上以外のスポーツやイベントにも利用されているため、照明設備もあらかじめ多様なシチュエーションでの使用を想定している。

 例えばLED照明であれば、完全に消灯した状態からもスピーディに100%の点灯状態にできる。水銀灯では10〜15分もかかっていた再点灯が、LED照明では1秒ほどで済む。そのレスポンスの良さを活用した、スピード感ある光の演出が可能になる。

 今回のFLAT ARENAに採り上げられたLED照明は、DMX制御に対応している。DMXは照明機器を制御するプロトコルの統一規格で、これに対応した機器であればメーカーを限定せずに、共通の照明コントローラーが使える。また、演出用のムービングライトやスモークマシンといった舞台装置との連携も可能になる。


照明機器をダイナミックに制御するDMXに対応。競技別や用途別に最適な照明を瞬時に切り替えられる 提供:パナソニック エレクトリックワークス社

 アリーナの常設照明がDMXに対応していることで、常設照明を空間演出にも活用できる。また、従来の照明では点灯か消灯かしか選べなかったが、DMX対応のLED照明は、調光卓からの操作によって0〜100%の間で自由に光量を設定することが可能になる。この他、競技別、用途別に最適な照明をスピーディに提供できるなど、DMXのメリットは大きい。

 パナソニックの北本氏は、FLAT ARENA向けに開発した光源や運用ソリューションは、他の施設にも適用可能だと話す。このようにテクノロジーの横展開が容易になれば、今後は多様な用途に使える劇場型のスポーツ施設が増えるかもしれない。

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