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「見て触って理解する」デジタル計測の学び舎を都内に開設、トプコン:産業動向
トプコンは、都内で、墨出し(位置出し)や検査といった建築プロセスの各工程における3D計測ソリューションの使い方を学べる施設「TOPCON“BuildTech” トプコン建築施工ソリューションセンター」を開設した。
トプコンは、東京都港区の同社敷地内に、建築施工におけるデジタル計測の有用性を体験できる施設「TOPCON“BuildTech” トプコン建築施工ソリューションセンター」を2021年9月に開設した。
3D計測ソリューションで抽出したデータとBIMデータとの連携も学習可能
同社は、“「医・食・住」に関する社会的課題を解決し、豊かな社会づくりに貢献するという経営理念”を基に、インフラの分野では、世界中で拡大するインフラ需要に伴う技能者不足に対処すべく、3D計測機や建機を自動制御するICT自動化施工システムを開発してきた他、土木工事のワークフローを一元管理するシステムを構築して、作業精度と生産性向上を後押ししてきた。
また、建物を作る建築工事でも、施工作業の効率化をサポートするソリューションを展開している。さらに、CAD上の設計図面と施工状況の齟齬を解消するツールとして、3D計測ソリューション技術を提供してきた。
上記のソリューションを体験可能な施設として、トプコンは、TOPCON BuildTechを開設した。TOPCON BuildTechでは、施工現場の内部と外部を含めた幅広い状況を屋内空間に再現し、墨出し(位置出し)や検査といった建築プロセスの各工程で3D計測ソリューションを使え、抽出したデータとBIMデータとの連携を行える他、施工現場で活用する方法などを体系的に学べる。
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