大和ライフネクストが研修で使えるホテルを開業、研修室はコロナ対策で1時間に4回換気:プロジェクト
大和ライフネクストは、東京都江東区南砂7丁目で、カンファレンスホテル「L stay&grow南砂町」をオープンした。L stay&grow南砂町は、戸田建設が所有する「南砂工作所」跡地を有効活用する事業の一環として開発された物件。働く人と企業を支援する快適な研修施設の提供を目的に掲げている。
大和ライフネクストは、東京都江東区南砂7丁目で、カンファレンスホテル「L stay&grow(エルステイアンドグロウ)南砂町」を2021年2月1日に開業したことを同日に発表した。
研修室では24時間換気システムで1時間に4回空気を入れ替え
L stay&grow南砂町は、S造地上7階建てで、延べ床面積は9632.04平方メートル。所在地は東京都江東区南砂7丁目10-14。客室数は217室で、研修室数は18室。アクセスは「南砂町」駅から徒歩5分。設計は戸田建設 一級建築士事務所が、施工は戸田建設 東京支店が、管理・運営は大和ライフネクストがそれぞれ担当した。着工は2019年4月1日で、竣工は2020年10月30日。
1階には、エントランスホールやレストラン「CHALET(シャレー)」、緑あふれる休憩スペース、コーヒーマシンがあるラウンジを設けた。CHALETは、朝食、昼食、夕食で利用できる他、懇親会にも対応している。
1〜2階には、18部屋の研修室を備えたカンファレンスエリアを配置した。研修室は、大規模な講演会やシンポジウム、少人数での分科会、ワークショップなど、参加人数や用途に合わせて使える。3〜7階の客室エリアは、プライベートな時間をリラックスして過ごせる個室を用意した。
新型コロナウイルスなどの感染症対策としては、研修室で、24時間換気システムにより、1時間に4回空気の入れ替えを行っている。研修室の天井には、ウイルスや菌など空気中のさまざまな浮遊物質を抑制する空気循環ファンも敷設した。また、アクリルパーテーションの設置やアルコール除菌の徹底といった対策もとっている。さらに、移動型汚染空気浄化装置「GENANO 5250A」を2台導入しクリーンな環境を構築。加えて、建物内には、抗ウイルスコーティング剤「Health Bright Evolution」を塗布している。
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