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中国・杭州で総事業費230億円の大規模オフィス「ALPHA PARK」開業、三菱地所海外プロジェクト(2/2 ページ)

三菱地所は、シンガポールの大手デベロッパーCapitaLandが開発を進めている総敷地面積約43万平方メートルの大規模オフィス開発計画で、総事業費230億円の第3期計画に参画しており、このほど対象街区の名称を「ALPHA PARK」に決め、4棟から成る総延べ床面積約23万平方メートルのオフィスビルが開業した。

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基準階面積1500〜1900m2の大規模フロアプレート

 物件の特徴としては、自由度の高い基準階面積約1500〜1900平方メートル(約450〜575坪)の大規模フロアプレートにより、テナントからの多様なニーズに対応。また、斬新なデザイン性と働く人の快適性を両立したオフィスエントランスや就業者以外も利用可能なラウンジ、飲食・物販店舗などの就業者向け利便施設を設置し、多様化する社会でさまざまなシーンに合わせた働き方をサポートする。

 良質なオフィスストックが多くない中国で、プロパティマネジメントに関するアドバイザリー業務を受託した三菱地所プロパティマネジメントとともに、三菱地所グループの知見を駆使した物件となっている。


「ALPHA PARK」のフロア構成 出典:三菱地所プレスリリース

 また、入居テナント・周辺企業向けには、自社製品をアピールできる展示スペースをはじめ、約250人を収容可能な大規模ホール、大小会議室などを擁する「Alpha Center」を提供する。バイオメディカル、eコマース(EC)、AI産業などの最新技術を有する企業と日系企業が集積しているエリアを多様なアイデアと出逢う場とし、協創を促すイノベーション拠点として運営していく。


「Alpha Center」イメージ 出典:三菱地所プレスリリース

 三菱地所グループが中国で取り組むオフィス事業は、今回のALPHA PARKを含め、首都北京及び長江デルタ地域の3事業となり、合計での総事業費は約550億円にも上る。三菱地所グループは「長期経営計画2030」で、アジアを中心とした開発事業を強化することを掲げ、アジア・オセアニア地域では、中国や台湾のほか、インドネシア、ベトナム、タイ、オーストラリアなど、各国と地域に根差した拠点を設け、積極的に事業を推進している。引き続き中国でも、継続して三菱地所グループの開発・運営ノウハウを生かす事業への積極的な参画を加速していくとしている。


「Singapore-Hangzhou Science & Technology Park 3期」の計画地 出典:三菱地所プレスリリース

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