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常温・チルド・冷凍に対応の物流施設が福井県で9月末完成:プロジェクト
ビーイングホールディングスは現在、福井県吉田郡永平寺町で2021年9月末の竣工に向け、常温の在庫型物流センター兼チルド・冷凍の通過型物流センター「福井SCMセンター(仮称)」の開発を進めている。福井SCMセンターは竣工後、同社のグループ企業である福井アクティーが運営していく。
ビーイングホールディングスは、福井県吉田郡永平寺町に物流施設「福井SCMセンター(仮称)」が2021年3月17日に着工し、2021年9月末の完成を目指して現在、建築工事を進めている。
災害時でも軽油の補給が可能
福井SCMセンターは、高床バースを採用することで、配送業務の在庫管理といった業務の効率化を図る。1階に設置された入出荷バースは、入出荷業務をあらかじめ時間帯ごとに区切ることで倉庫スペースを縮小。さらに、ドックシェルターやエアーカーテンを整備することで、チルド商品の品質を損ねないようにする。
加えて、冷凍とパーシャル温度帯のエリアを完備することで、さまざまな製品の取り扱いにも対応。また、常温倉庫用の空調と換気の設備を導入することで夏場対策とする。建物内には、軽油インタンクも配置することで災害時でも軽油の補給を行えるようにする。
福井SCMセンターの概要
福井SCMセンターは、S造3階建てで、延べ床面積は、7698.57平方メートル。所在地は福井県吉田郡永平寺町松岡吉野堺31字南沖田36-1、37-1、38-1で、敷地面積は7652.44平方メートル。竣工は2021年9月末を予定している。
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