調査リポート
コロナ禍でも“建設技術者”は人手不足、建設HRが市場分析:産業動向(2/2 ページ)
建設HRは、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2021年7月分のマンスリーレポートを公表した。今月のトピックスでは、建設業での人手不足感について独自に分析している。
建設技術者数は30万人で、前年同月と同数
建設技術職の雇用動向では、2021年5月の建設技術者数は30万人(前年同月比100.0%)で、前年同月と同じ。
ハローワークにおける建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は、15カ月ぶりに上昇に転じ、前年同月を0.08ポイント上回る5.50倍になった。
有効求人数は、前年同月比114.9%となり、5カ月連続で増加した。新規求人数も同110.3%と5カ月連続で増加しており、建設技術者の需要は増加傾向が鮮明となっている。
建設技能工の雇用動向についてみると、2021年5月の建設技能工数は308万人(前年同月比96.9%)と減少した。
ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.02ポイント上がり、5.18倍となった。
有効求人数は、前年同月比113.9%となり、9カ月連続で前年同月を上回った。新規求人数も同105.0%と9カ月連続で前年同月を上回っており、企業の求人意欲は上昇傾向が続いています。
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