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入居する飲食店の販促を効率化するシステムを導入した商業施設が竣工、ヒューリックプロジェクト

ヒューリックは、渋谷区宇田川町で開発を進めていた商業施設「HULIC &New UDAGAWA」を2021年3月12日に開業した。

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 ヒューリックは、渋谷区宇田川町で計画を進めていた商業施設「HULIC &New UDAGAWA(ヒューリック アンニュー ウダガワ)」が2021年3月1日に竣工したことを同月16日に発表した。

建物の貫通路にはアートギャラリーを設置


「HULIC &New UDAGAWA」の外観 出典:ヒューリック

 HULIC &New UDAGAWAは、JR山手線「渋谷駅」から徒歩4分の渋谷センター街に位置し、ヒューリックが手掛ける商業施設「HULIC &New」シリーズで最大規模の広さとなる。

 建物は、地下2階/地上12階建てで、地下1階にはディスクユニオンの専門店「diskunion ROCK in TOKYO」がオープンし、地上1〜2階にはレプレゼントのライフスタイルショップ「AWESOME STORE TOKYO」が出店している。4階には南インド料理店「Andhra Dining」が店を構え、9階には鉄板・お好み焼き屋「電光石火」が開業する。

 また、ヒューリックでは、トレタとピーディーシーと連携し、入居する飲食店舗のオペレーション向上を実現するシステムを施設内に導入した。システムは、トレタの飲食店舗向け予約/顧客台帳「トレタ」をピーディーシーが提供するデジタルサイネージソリューション「OneGATE」に組み込んだもので、最適な座席配置での予約管理と客席満空情報を自動でリアルタイム連動し施設内のデジタルサイネージに投映する。


今回採用したシステムのイメージ 出典:ヒューリック

 さらに、飲食店の残席情報を人数ごとに表示することで、利用者は正確な情報を得られ、店舗運営者は接客対応の効率化を図れる。予約/顧客台帳のトレタを施設全体で使用することにより、予約情報から、予約数、来店頻度、常連比率などの統計データを集められ、飲食店舗への販促に生かせる。

 デザインに関して、建物の貫通路では、渋谷未来デザインと協力し、リアルとバーチャルをつなぐアートギャラリーを設けた。アートギャラリーでは、3人のアーティストによる作品を1つの空間にまとめたスペース「UnexistenceGallery」と通路の壁面に展示される平面アートで、オンオフラインで新たに存在するアートを表現した。


「HULIC &New UDAGAWA」のアートギャラリー 出典:ヒューリック

 今後、建物内では、脱毛クリニックや美容室といったサービス店舗もオープンする予定だ。

HULIC &New UDAGAWAの概要

 HULIC &New UDAGAWAは、S造地下2階/地上12階建てで、延べ床面積は3549.89平方メートル。所在地は東京都渋谷区宇田川町32番7号で、敷地面積は620.03平方メートル。

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