随所に吹き抜けを設け全住戸で多面採光を実現した分譲マンション、小田急不動産ら:プロジェクト
小田急不動産や大和ハウス工業、三菱地所レジデンスは、東京都渋谷区にある分譲マンション「リーフィアレジデンス上原」に設置された各部屋の購入者への引き渡しを2021年3月15日に行った。
小田急不動産は、大和ハウス工業や三菱地所レジデンスとともに、東京都渋谷区で計画を進めていた新築分譲マンション「リーフィアレジデンス上原」が2021年2月9日に竣工したことを同年3月1日に発表した。
ラウンジにはコンシェルジュカウンターを設置
リーフィアレジデンス上原は、RC造地上4階建てで、延べ床面積は8361.79平方メートル。所在地は東京都渋谷区上原三丁目32番9号で、敷地面積は3947.23平方メートル。総戸数は65戸で、間取りは2LDK〜3LDK、専有面積は62.03〜125.10平方メートル。アクセスは、東京メトロ千代田線/小田急線「代々木上原」駅から徒歩9分、小田急小田原線「東北沢」駅から徒歩3分。設計・施工は第一建設工業 東京支店が担当した。
建物では、高台にある第一種低層住居専用地域の緑豊かな住環境を感じられるように、共用部や専有部の随所に吹き抜けを設けることで、全住戸で多面採光を実現。また、中庭を中心とした内廊下やマンション中央のラウンジでは、外部からの視線に配慮し、プライバシーの確保を重視した設計とした。
専有部はさまざまなライフスタイルに応える全19タイプの種類を用意している。各部屋は約2.4メートル高のハイサッシとバルコニーと一体感のあるリビングを備え、室内には全戸一括型で国内最速10G引き込み高速インターネットを採用した。
共用部としては、車寄せや屋内駐車場、2基のエレベーター、コンシェルジュカウンター付きのラウンジを配置した。コンシェルジュカウンターでは、クリーニング、宅配便発送、フワラーデリバリーなどの取り次ぎ、タクシーの手配、その他業者の紹介といったサービスを提供している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 再エネを活用する新街区「船橋グランオアシス」完成
大和ハウス工業の大規模複合開発プロジェクト「船橋グランオアシス」が、2021年3月31日に完成。総戸数861戸の分譲マンション・賃貸住宅・戸建分譲住宅および商業施設から成る街区である。街区内の住居や施設で再生可能エネルギーを活用していく。 - 総延べ3.5万m2の大型分譲マンションが藤沢市で竣工、テレワーク可能な共用部を完備
大和ハウス工業が、神奈川中央交通と長谷工コーポレーションとともに、神奈川県藤沢市で開発を進めていた分譲マンション「プレミスト湘南辻堂」が2021年1月22日に竣工した。プレミスト湘南辻堂は、いきもの共生事業推進協議会が主催する「第2 回ABINC賞」で、「特別賞」を受賞した物件。開発のプランニング段階で、敷地の生態系調査を行い、約9700平方メートルの広大な緑地に生き物の生息場所となるビオトープを計画した。具体的には、バードバスや巣箱を設けるなどの環境保全に取り組んだ。 - VRを活用した“次世代型マンション防災”のプロジェクト始動、大和ライフネクストと理経
大和ライフネクストと理経は、横浜市の監修を受けつつ、マンション住人向けにVRを活用した防災コンテンツを制作することを明らかにした。 - “脱モデルルーム”が実現するクラウド型VR内覧、関内の新築マンションギャラリーで採用
日鉄興和不動産は同社初となる新築マンションの「体験型VRモデルルーム」に、スタイルポートのクラウド型VR内覧システム「ROOV walk」を採用した。モデルルームを作って見せるという既存のマンション販売の在り方を変革し、非接触が求められるコロナ禍でも有効な販売戦略の一つと位置付けている。 - 野村不動産が仙台市で2棟の分譲マンションを開発、脳トレ扱った入居者サービスを導入
野村不動産は、宮城県仙台市青葉区二日町で、入居者向けのヘルスケアサービス「WellnessConnect」を初導入した分譲マンション「プラウドタワー仙台晩翠通サウス」と「プラウドタワー仙台晩翠通セントラル」の開発に着手した。 - リバブルアセットマネジメントが賃貸マンションに検温機能付き顔認証システムを導入
リバブルアセットマネジメントは、入居者の利便性向上とコロナ対策の一環として、開発・保有する賃貸マンションシリーズ「リバーレ」のうち、東京都台東区にある「リバーレ浅草ウエスト」にライナフ製「検温機能付きAI顔認証エントランスシステム」を導入した。