室内の曲線形状でリラックスしやすい、オリバーの高意匠ワークブース:第16回 総務・人事・経理 Week
オリバーは、プライベートブース「CAP-CELL」の販売を完全受注生産で2020年11月に開始した。CAP-CELLは、1人用と2人用を用意しており、1人用はオンラインミーティングと個人作業での使用に適し、2人用は対面での打ち合わせや個人面談などでの利用に最適なワークブースとなっている。
オリバーは、管理部門向けの製品とサービスを扱った専門展「第17回 総務・人事・経理 Week」(2021年4月7〜9日、東京ビッグサイト)に出展し、プライベートブース「CAP-CELL(カプセル)」を披露した。
内部の正面や背面、上部に布製のパネルを設け遮音性を向上
CAP-CELLは、筐体、ダウンライト、テーブル(天板)、机上のAC電源とUSB電源、換気扇、アジャスターとキャスター、コートフックなどで構成される。筐体は、外観をシャープなスクエア型とし、内観を丸みのある曲線形状とすることでリラックスしやすい環境を構築している。
オリバーの担当者は、「CAP-CELLの内部は、正面、背面、上部に布製のパネルを仕込んでおり、内側から外側に音が響きにくく、テレビ会議などに向く。外からの音に関しては、消防法の基準に準拠し、ある程度は聞こえる設計になっている。また、外観の一部や内側の天板と壁の局所に木目調のデザインを採用し、温かみのある空間を演出している」と話す。
ダウンライトは、人が心地よいと感じる照度と色温度に設計されており、デスクワークで必要な机上の明るさも確保している。換気扇は、静音性と換気性のバランスに配慮した作りで、24時間空気の入れ替えを行いブース内の空調を整える。
オプションとして、椅子、ソファ、モニターディスプレイを掛けられるモニターブラケット、アーチ状の間接照明、フェースライト、フィラー材、サムターンキー、転倒防止板、床面保護プレート、スマートロックを用意している。
CAP-CELLの種類は、1人用の壁面タイプと入り口反対側から室内の状況を確かめられるガラスタイプ、2人用の壁面タイプとガラスタイプをラインアップしている。1人用のサイズが1.2(幅)×1.2(奥行き)×2.37(高さ)メートルで、2人用のサイズが2.4(幅)×1.2(奥行き)×2.37(高さ)メートル。CAP-CELLのカラーは、外装がサタンブラックとグリーングレーを選べ、内装は、布地柄や砂壁柄、化粧しっくい柄から選択できる。さらに、10台以上の発注で、外観のデザインを指定できる。
1人用壁面タイプの価格について、オリバーの担当者は、「設置工事と搬入費用別で約100万円(税別)だ」とコメントした。
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