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オカムラグランドフェア2019、安価なワークブースや視線を操作するデスクを展示個人の主体性とチームの一体感を実現するオフィス(1/3 ページ)

欧州より広まった、時間と場所を自由に選べる新しいオフィスの考え方「ABW(Activity Based Working)」は、個人の主体性や仕事の質を向上した。一方、組織としての連携が難しくなったという声もある。オカムラは、さまざまな能力を有した“個人”が、必要に応じて集まり、一体感を持った“チーム”として働けるオフィスを2019年11月6〜8日開催の「オカムラグランドフェア2019」で提案した。

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 オカムラは2019年11月6〜8日、東京都千代田区のオカムラ ガーデンコートショールームで、展示会「オカムラグランドフェア2019」を開催した。

会場を3つのゾーンで構築


オカムラ 上席執行役員 マーケティング本部長の荒川和巳氏

 展示会に先立ち2019年11月5日に開催された記者発表会で、オカムラ 上席執行役員 マーケティング本部長の荒川和巳氏は、「今回のコンセプトは、“最高の成果を生み出すチームへ Shall we TRIBE?”で、個人と集団による働き方について追求した製品をディスプレイしている」と説明した。

 TRIBEの意味について、「それぞれの社員が個性を存分に発揮しながら、部署や世代の壁を超えて、縦横無尽につながり、刺激しあい、イノベーティブな成果を生み出す、最強の働き方を示す」と説いた。

 会場では、“TRIBE”を実現するワークプレースとして、「UNIT WORK」「SOLO WORK」「CROSS WORK」という3つのゾーンを設けた。特に来場者の関心を集めたのは、「UNIT WORK」と「SOLO WORK」。

 UNIT WORKは、個人がチームと一体となり、互いに貢献し成長することを目的とし、SOLO WORKは個人が深く集中し、アイデアをまとめることを主眼に置いている。

TRIBEを実現する個人(左)とチームの働き方(右)

 UNIT WORKゾーンでは、社員が気軽に立ち寄り、交流が行える場「BUSHITSU」が設置された。BUSHITSUは、オープン、セミクローズ、クローズの3タイプをラインアップしている。

 オープンタイプは、外から中の様子が見える構造で、気軽に意見交換や談笑しながらコミュケーションがとれ、人と人をつなぐスペースとして機能を発揮する。


会場に配置されたセミクローズタイプのBUSHITSU

 セミクローズタイプは、資料用のワゴンや大型モニターを設置し、チームがさまざまな作業を進められるエリア。クローズタイプは、個室タイプで、会議や個人が仕事で集中したい時に使える。

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