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WebでBIMデータを大公開、国内オフィス家具メーカー初:BIM/CAD
オフィス家具メーカーの岡村製作所は、同社のオフィス家具の一部のBIMデータをダウンロードできるWebサイト「BIMモデルダウンロードサイト」を開設した。デスク、テーブル、パーティションなどの主要製品のBIMモデルを公開している。
オフィス家具メーカーの岡村製作所は、2016年11月15日から「BIMモデルダウンロードサイト」を開設した。同社のオフィスシーティングやデスク、テーブル、パーティションなどの主要製品のBIM(Building Infortmation Modeling)データを公開している(図1)。国内のオフィス家具メーカーが、製品のBIMデータをダウンロードできるWebサイトをオープンするのは初だという。
同サイトは無料の会員登録を行うことで利用できる。ダウンロードできるデータには、BIMモデルとしてメーカー名、製品名、製品コード、サイズ、カラー、素材、プロダクトURLなどの情報が付与されている(図2)。対応するBIMソフトの種類とバージョンは「Autodesk Revit 2016」および「ARCHICAD 19」以上である。
岡村製作所では、自社製品のBIMデータを公開することで、設計や構造、施工などの担当者間での空間イメージの共有や、什器計画の策定を支援する狙いだ。現時点では約80点のデータを公開しているが、今後も製品ラインアップを拡充していく考えだ(図3)。
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