賃貸物件に関する意識調査、騒音トラブルなどを理由に半数以上が賃貸契約で後悔:調査レポート
Alba Linkは、賃貸物件を借りたことがある男女500人を対象に、「賃貸物件を借りて後悔する瞬間についての意識調査」を行った。結果、対象者のうち、349人が賃貸契約で後悔した経験があることが判明した。
Alba Linkは、賃貸物件を借りたことがある男女500人を対象に、「賃貸物件を借りて後悔する瞬間についての意識調査」を2021年1月12〜19日に行い、2021年2月1日に結果を発表した。
賃貸契約で後悔しないための対策は「昼と夜の両方で下見に行く」
調査結果によれば、「賃貸契約で後悔したことがあるか」と対象者に質問したところ、「ある」と答えた人は全体の69.8%で、「ない」と回答した人は30.2%だった。
「賃貸契約で後悔したことがある」と返答した349人に、複数回答可能の条件で理由を聞いたところ、「騒音トラブルがあった」答えた人が152人で最も多かった。次いで、「設備がイマイチだった」は112人、「住民や大家の質が悪かった」は100人、「日当たりが悪かった」は95人、「水回りに問題があった」は62人。「利便性が悪かった」は50人、「無計画過ぎた」は35人、「家賃を高くし過ぎた」は30人、「退去費用が高かった」は27人、「入居費用が高かった」は24人と続いた。
回答数で最多だった「騒音トラブルがあった」に関しては、「隣や上下階の住民の生活音がうるさかった」「家の目の前に電車が通っていた」「入居してから近所で工事が始まった」といった声が対象者から寄せられた。
また、賃貸契約で後悔したことがある対象者に、「後悔しないためにやっておくべきこと」を複数回答可能の条件で尋ねたところ、「昼と夜の両方で下見に行く」と回答した人は189人で半数を超えた。次に、「現地で内見する」は171人で、「契約内容をしっかり確認しておく」は69人、「前入居者の退去理由を聞く」は66人、「ない。運」は43人、「家賃を下げすぎない」は42人、「その他」は39人となった。
<調査の概要>
調査時期:2021年1月12〜19日
調査対象:賃貸物件を借りたことがある男女500人(男性51.2%/女性48.8%)
調査対象の年齢:20代16.0%/30代29.0%/40代37.4%/50代15.2%/60代以上2.4%
調査対象の年収:200万円未満21.8%/200万円以上400万円未満47.2%/400万円以上600万円未満23.2%/600万円以上800万円未満5.8%/800万円以上1000万円未満1.2%/1000万円以上0.8%
調査手法:インターネットによるアンケート調査
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