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ヴィスが多様な働き方に対応可能な次世代オフィスビルを心斎橋で開業プロジェクト(2/2 ページ)

ヴィスは、大阪市心斎橋でさまざまな働き方に対応可能なワーキングスペースを備えたオフィスビル「The Place」を2021年1月12日に開業した。今後、新たな設備の導入などを進め、機能をアップデートしていく方針を示している。

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さまざまな働き方に対応できるワークスペースを用意

 セミナーの後半では、The Placeの各階における機能と契約プランについて、小川氏が解説した。


「The Place」の各階層の概要

 The Placeの1階には、エントランスやワークラウンジ、カフェ、イベントスペースを設けており、コミュニティーマネジャーが常駐している。ワークラウンジは、テレフォンブースを備え、無料でコーヒーが飲めるサービスを提供しており、来館者との打ち合わせとワークプレースとして使える。イベントスペースは、大型のLEDモニターが設置されており、セミナーなども開け、入居者が無料で利用できる。


1階に設置されたワークラウンジのイベントスペース

 2階には、ワークラウンジやコンセントレーションルーム、ミーティングルームを配置している。ワークラウンジは個人作業するのに適しており、コンセントレーションルームは個室ブースが設けられているため、テレビ会議の使用に役立つ。ミーティングルームは入居者が事前予約することで使え、3部屋配置されている。

 3階にはシェアオフィスを設置し、シェアオフィスには3〜7人用の個室空間を合計で6部屋用意している。各個室空間は、初期投資も抑えながら新規事業を立ち上げたく、関西に新たな活動拠点を作りたい企業向けだ。


3階に配置されたシェアオフィスの6人用の個室空間

 4階には、セットアップオフィスを配置している。小川氏は、「セットアップオフィスとは、内装工事や家具の設置が済んでいて、入居企業がすぐに事業を始められる事務所で、退去の際に事務用品や家具などを運ぶ必要も無い」とコメントした。


4階に配置されたセットアップオフィス

 5〜9階の各階には、企業が単独で利用するプライベートオフィスを設置している。プライベートオフィスの特徴は、タイルカーペットや壁紙の貼り付けがされておらず、天井もスケルトンになっているため、入居企業が好みのタイルカーペットや壁紙、天井を取り付けられる点。


5〜9階のプライベートオフィスはスケルトン仕様

 ルーフトップは、入居者が無料で使用可能なスペースで、息抜きや昼食、コミュニケーションで活用できる。


ルーフトップ

 The Placeの契約プランは、「Coworking」「Share Office」「Private Office」の3種類で、Coworkingは、ワークラウンジや会議室、ルーフトップなどの共用部のみ使える。Share Officeは3階に設けられたシェアオフィスの区画契約で、Private Officeは4〜9階の1フロア契約で、両プランともにワークラウンジや会議室など共用部も利用できる。

The Placeの概要

 The Placeは、地上9階建てで、所在地は大阪市中央区西心斎橋1-13-18。アクセスは大阪メトロ「四ツ橋駅」より徒歩3分で、同「心斎橋駅」より徒歩3分。竣工は2020年12月で、開業は2021年1月12日。

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