調査リポート
2020年度の建設投資見通し、民間投資の大幅減を政府投資が支える市場構造:産業動向(2/2 ページ)
ヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2020年11月分のマンスリーレポートを公表した。今月のトピックスでは、国土交通省が発表した2020年度の建設投資見通しから、建設投資の動向について触れている。
建設技術者数は38万人で、対前年同月比4カ月連続増
建設技術職の雇用動向では、2020年9月の建設技術者数は38万人(同105.6%)となり、前年同月比でみると、4カ月連続で増加した。
ハローワークにおける建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は前年同月よりも1.19 ポイント低い5.70倍となった。前年同月を下回ったのは、8カ月連続。
有効求人数は、前年同月比95.3%となり、9カ月連続で前年同月を下回ったが、新規求人数は同101.4%と増加に転じた。有効求職者数は、同115.1%となり4カ月連続で増加している。
建設技能工の雇用動向については、2020年9月のハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比0.44ポイント低下して5.37倍となり、7カ月連続で前年同月を下回った。
有効求人数は、前年同月比100.7%となり、9カ月ぶりに前年同月を上回った。新規求人数も、同109.0%と前年同月を上回った。
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