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アズビルが中国大連に新工場建設、海外生産比率30%を目指す業界動向

アズビルは、中国大連市の子会社・アズビル機器で、およそ7億円を投じて新工場の新設を計画している。

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 アズビルは、海外事業展開に合わせたグローバル生産体制のさらなる規模拡大を図るべく、中華人民共和国遼寧省大連市にある生産子会社「アズビル機器(大連)」に、2022年初旬完成を目指し、新工場棟の建設を決定した。新工場の規模は、3階建て延べ床面積約8500平方メートル。


アズビル機器(大連)有限公司の新工場棟イメージパース 出典:アズビル

 アズビルグループは、1994年に最初の海外生産拠点としてアズビル機器、2013年にはアズビルプロダクションタイランドを設立しました。2019年には、グローバル生産体制強化に向け、湘南工場と研究開発拠点の藤沢テクノセンターを連携させたマザー工場を本格稼働させ、日本、中国、タイを結んだ生産体制の強化を進めている。

 海外生産比率は、2011年の11%から、2019年には約25%へと拡大しており、2025年には30%台半ばを目標にしている。

 アズビル機器は、操業開始以来、四半世紀にわたる生産活動の中で、順調にものづくり技術を高めてきた。現在では、工業用コントロールバルブ、バルブポジショナ、リミットスイッチなど、高い製造技術を必要とするメカニカル製品を多品種少量で生産している。広大な中国市場をカバーする生産・出荷の重要拠点として位置付けられている。

 新工場棟建設では、グローバルでの需要拡大に対応した生産能力拡大と併せ、生産工程の高度化とオートメーションを進めていく見通しで、世界市場での生産体制の一翼を担う主力生産拠点として整備する。

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