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虎ノ門・麻布台の都市再生が始動、国内最高層330mの複合オフィスビルなど総延べ86万m2プロジェクト(2/2 ページ)

虎ノ門・麻布台の大規模再開発が着工した。計画では、日本で最も高い約300メートルの「あべのハルカス」を抜く、完成時に高さ約330メートルのオフィスとマンションの複合棟やマンション単体で国内最高高さ262.81メートルのマンション棟の建設などが予定されている。

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東西の駅間を結ぶ地下通路を整備

 六本木1丁目駅から、A、B、C-2街区、神谷町駅までの東西は、延長約700メートルの地下歩行者通路で接続し、両駅間のアクセスを形成する。敷地北側には並行して、これまで無かった東西の地上道路にあたる地区幹線道路2号も整え、歩行者空間も4.5〜6.5メートルを確保し、東西の歩行者ネットワークを確保する。


神谷町駅と六本木一丁目駅を結ぶ歩行者ネットワーク 出典:森ビル

 緑地については、中央部の大規模広場(6000平方メートル以上)や区立公園(約770平方メートル)を設け、緑化面積を約2.4ヘクタールにまで広げる。

 防災対応と環境面では、街全体で自立・分散型エネルギーシステムを導入して、「RE100(Renewable Energy 100%)」に対応する再生可能エネルギーの電力を100%供給し、商用電力停止時に通常と同等のエネルギー供給を確保することをはじめ、住宅の雑排水でA街区オフィス部分の便所洗浄水として約100%賄うことや下水熱利用システムを利用することなども検討されている。さらに、世界最大規模の登録面積となる「WELL認証」や「LEED-ND認証」の取得も目指すという。


上空からの完成イメージ 出典:森ビル

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