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建設現場で部品の製作や修繕ができる金属3Dプリンタ、ニコン第24回R&R 建築再生展2019(2/2 ページ)

ニコンは、「第24回R&R 建築再生展2019」で、3D金属プリンタ「Lasermeister 100A」を披露。積層造形やレーザー加工による小型の建設部材の製作、修繕、加工を提案した。

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小型で軽量なため、トラックでの運搬に対応

 搭載レーザーでは、金属表面にJPEG画像の描画、シリアルナンバーの刻印、表札の名前彫りといったマーキングが行える。また、外面を微細に溶解することで、研磨作業にも利用できることに加え、各部品の溶接にも活用可能だ。


Lasermeister 100Aのレーザーで名彫りが行われた表札

 装置寸法は850(W)×750(D)×1700(H)ミリ、重量が310キロ。従来製品と比較して、重さは5分の1、床面積は10分の1、容積は100分の1以下の省スペース設計となっている。最大加工寸法は297(W)×210(D)×200(H)ミリで、造形用粉体はSUS316Lとなる。定格電圧、定格周波数は、AC200V単相2線式+保護接地50/60Hz1.7kVA(キロボルトアンペア)。


Lasermeister 100Aの装置寸法と従来品の比較イメージ 出典:ニコン

 Lasermeister 100Aについて、ニコン広報担当者は「特長は、ニコン独自のレンズ技術で、高精細なレーザー加工を可能としていることだ。小型で軽量なため、トラックで現場に運べることも利点だと考えている。建設分野では、曲がりくねっている配管など特注品の製作や修繕、サインプレートの加工などで活用が見込まれる」と語った。

 Lasermeister 100Aは2019年4月に発売されており、価格は3000万円(税別)となる。

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