ニュース
エプソンが“丸の内”に提案型ショールーム、大判プリンタなど全製品を集結:製品動向(3/3 ページ)
エプソンのショールーム「エプソンスクエア」が新宿から丸の内へ移転し、2019年5月30日にオープンした。インクジェットプリンタ、プロジェクター、時計、PC、ロボティクスなどコンシュマー/ビジネス問わずにエプソン製品を集結させ、グループをけん引するオープンイノベーションの拠点となることを目指す。
「新たな価値を創造する挑戦の場に」
セイコーエプソン社長の碓井稔氏は、「現在、第2期の中期経営計画を進めているが、その中で事業戦略の柱として、インクジェット、ビジュアル、ウェアラブル、ロボティクスの4つのテクノロジーをフォーカス。エプソンスクエア丸の内は、こうした技術の全製品を一堂に会し、多くの方々と共同で、環境への取り組みなど、新たな価値を創造する挑戦の場としていきたい」と抱負を語った。
エプソン販売代表取締役社長の鈴村文徳氏は、「エプソンスクエア自体の歴史は古く、1994年の開設から2019年で25年を迎える。この記念すべき年に、エプソンの技術を一カ所に集め、モノを単に見せるだけでなく、体感できるショールームとしてリニューアルオープンした。今後は、ユーザーとの活発な交流を通じて、新たなオープンイノベーションを興していきたい」と期待を寄せた。
エプソンスクエア丸の内の広さは、1・2階合計で延べ床面積1573平方メートル。空間デザイン・企画・設計・施工はノムラデュオが手掛けた。なお、入館に際し、機材のデモなどを希望する場合は、公式Webサイトからの予約優先となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- CAD向け水性大判プリンタで“トップシェア”をねらう、エプソンの販売戦略
エプソンは、CAD向け水性大判プリンタをリニューアルした。これまでの既存ユーザーの買い替え需要はもちろん、これまでになかった小規模オフィスの設計事務所や小規模の建設会社にも販売注力していくという。 - エプソンのスマートグラス「MOBERIO」が有線接続に対応、ドローン操作用2機種を新発売
エプソンは、一般ユーザーにも人気の高いメガネ型スマートグラス「MOBERIO」の新製品として、有線接続に対応した業務用モデル2機種を10月から順次発売する。主な用途のドローン操作では、1人で機体を操作しながら、撮影した映像もリアルタイムで確認できる。 - 国内初、プリンタメーカーが検討部会設立。CAD/GISの機種も対象
国内のプリンタメーカー6社が、大判インクジェットプリンターの検討部会を立ち上げた。今後は、作業環境の安全性やカタログに記載するスペックの標準化を検討していく。対象とする出力物の分野は、CAD/GIS、POP、サイン・ディスプレイ、テキスタイルで、機種は17インチ以上のインクジェットプリンタが対象となる。 - 「防爆対応スマートグラス」で危険な現場での遠隔地間のグループワーク実現へ
テレワーク事業などを手掛けるブイキューブとウェアラブルを開発する米リアルウェアは、情報通信技術により遠隔地間のグループワークを実現する拠点間情報共有システムと、防爆認証に対応したスマートグラスを連携させた新ソリューションの実験的な提供を開始したと発表した。グループワークの可能性を危険な作業現場にまで、拡大させる。 - 建装材での可能性も見込める、“板材”へ直接プリント可能な「HP Latex R2000 Plusプリンタ」
日本HPは「建築・建材展2019(第25回)」に出展し、HP Latexインク搭載機で初の板素材への印刷を可能にした「HP Latex R2000 Plusプリンタ」をPRした。環境に配慮された水性のLatexインクによるインクジェット印刷で、テーブルトップ、壁面装飾、インテリアなど、内装デザインの可能性を広げることが見込まれる。