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BRAVIAを新たな空間演出の内装材に、8K映像で“窓の無いところに窓をつくる”デジタルサイネージ(2/2 ページ)

ソニーマーケティングは、業務用ディスプレイ「BRAVIA(ブラビア)」に、国産材の木枠を取り付け、国内の風景を切り取った4K/8Kの映像を流すことで、“窓の無いところに窓をつくる”をコンセプトにした新しい空間演出の内装材として提案する。

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豊富な導入実績があるランドスキップがコンテンツ提供


写真手前がジャパンマテリアル・グラフィックスソリューション部 部長の早坂悠吾氏

 4K/8Kは、2018年12月から衛星放送が本格的にスタートしたことを受け、家庭用テレビなどB2Cでは普及してきているが、B2Bの領域では駅構内のサイネージなどでも現状は2Kが大半を占めている。4Kの市場はまだこれからの話だが、ソニーマーケティングではいち早く2015年から4Kサイネージを展開し、そのさらに先の8Kをも見据えている。

 だが、8Kのハードルと想定されるのはコンテンツ制作だ。8Kに関しては、2020東京五輪での需要に期待が集まっているが、メインとなる放送分野でもコンテンツ不足が指摘されている。


室内のこれまでにないインテリアとしての活用も

 ソニーの4K/8Kピクチャーウィンドウでは、この課題を3000種類以上の4Kによる風景動画を保有し、コワーキングオフィスや飲食店、マンションなどに、300カ所の導入実績があるランドスキップと提携することで解決。既に8K映像の制作も始めており、導入先にヒアリングして、日本の四季やリラクゼーション効果のある自然など、オーダーに応じたコンテンツを製作する。


ランドスキップ代表の下村一樹氏

 コンテンツの価格は、8Kが毎月3コンテンツの更新で6万円、4Kが毎月5コンテンツ更新で3万円(ともに税別)。ランドスキップ代表の下村一樹氏は、導入先について、「働き方改革やリクルートに有効な観点からコワーキングスペース、ファミリー層への訴求で東京建物のマンション『Brillia(ブリリア)』で採用が増えており、特にここ最近は病院や介護施設の待合室で、患者の不安/緊張を和らげる効果が注目されている。8Kコンテンツは、2Kと変わらない価格感で、有線放送の映像版のような形で提供できるのが強み。建築設計事務所やエンドユーザーに新たな空間演出の手法として訴求していく」と話す。

 4K/8Kピクチャーウィンドウにはオプションが多数用意されており、木製のフレームも、朝日木材加工が製作した国産材の三河杉と、凸版印刷のバリエーション豊富な木目調の住宅用化粧シートを選べる他、配信システムもBrightSignの操作性を分かりやすくした日本語CMS、大容量コンテンツに対応する構想ネット通信などが用意されている。


新たな内装材としてB2Bへの展開を見込む「4K/8Kピクチャーウィンドウ」

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