セブン‐イレブン店舗開発の図面作成を現場で内製化、応用技術がブラウザ型CADを構築:CAD
応用技術は、セブン‐イレブン向け駐車場自動レイアウトシステムの導入事例を公開した。従来は外注で1週間を要した出店時の図面作成をブラウザ型CADにより、最短10分へ短縮。現場の店舗開発担当者がタブレットで即座に図面を引き、年間約1000件の外注費を削減した。
応用技術は、セブン‐イレブン・ジャパンの店舗開発担当者が利用する「駐車場自動レイアウトシステム」の導入事例を2026年10月8日に公開した。
1週間要していた図面作成を10分へ短縮
全国で約2万2000店舗を展開するセブン‐イレブン・ジャパンは、年間500から600店舗の新規出店のために、出店計画に必要な図面作成は全て外部に委託していた。
外部委託は高止まりする外注費に加え、図面が完成するまでに約1週間という長いタイムラグが発生する。好条件の土地を確保する地主との出店交渉で、提案スピードの欠如は致命的な機会損失を生む。応用技術は出店交渉の課題を解決するべく、専用のCADシステムを構築した。
新システムは、専用ソフトウェアのインストールを必要としないWebブラウザベースの簡易CADだ。現場の店舗開発担当者(リクルート・フィールド・カウンセラー=RFC)が手持ちのタブレット端末を用いて、直感的に操作できる。
担当者が敷地形状や店舗位置を確定させると、システムが駐車枠の白線を自動で配置。さらに車両の走行性や駐車のしやすさも考慮し、担当者自身が画面上で白線を手動で微調整できる機能も実装した。
導入効果としては、従来は1週間を要した図面作成のリードタイムを最短10分へと短縮した。担当者は地主との商談現場で即座にレイアウトを提示し、提案の速度を飛躍的に高まった。その結果、年間約1000件規模に上る図面の外注費用を削減した。
また、現場定着のために、応用技術はオンライン研修や即時サポート体制を手厚く整備して運用を支援した。導入から1年が経過した現在、全国に約250人いるRFCが出店計画書を作成する業務のうち、7割で新システムを活用する高い定着率となったという。
セブン‐イレブン・ジャパンは今後、駐車場にとどまらず、店内レイアウトの図面作成の効率化、図面データから概算建築費を直接算定する仕組みの構築も目指す。さらに、地理情報システム(GIS)などのデジタル地図と連携して、優良物件を可視化する開発構想も推し進めるとしている。
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