IP67対応の建機向けエッジAI「Falcon Vehicle System」の取り扱い開始、アスメック:AI
アスメックは、カナダのConnect Techが提供する車載向けエッジAIコンピューティングプラットフォーム「Falcon Vehicle System」の取り扱いを開始した。IP67準拠、ファンレス構造の車載システムで、建設機械や農業機械、鉱山機械など過酷な環境で使用する車両への搭載を想定している。
アスメックは2026年10月14日、カナダのConnect Techが提供する車載向けエッジAIコンピューティングプラットフォーム「Falcon Vehicle System」の取り扱いを開始したと発表した。NVIDIA Jetson Orin NXを搭載し、IP67準拠の防塵/防水性能とファンレス構造を備える。建設機械や農業機械、鉱山機械などへの搭載を想定している。
Jetson Orin NXを搭載、IP67準拠のファンレス構造を採用
Falcon Vehicle Systemは、粉塵や振動、高温、水ぬれなどの過酷な環境での使用を想定した車載向けエッジAIシステム。建設機械や農業機械などの車両にそのまま取り付けて使用できるよう設計されている。
搭載モジュールには、Super Modeに対応したNVIDIA Jetson Orin NXを採用した。IP67準拠の防塵/防水性能を備え、冷却はヒートシンクを用いたファンレス構造とした。
ネットワークインタフェースは、100BASE-T1または1000BASE-T1対応を2ポート、1000BASE-Tを1ポート搭載する。カメラ入力にはFAKRAコネクタを使用したGMSL2を4系統備え、CAN 2.0B/FDにも2系統対応する。
USBはUSB 2.0 DRP(Type-C)とUSB 2.0ホストを各1ポート搭載。ストレージ用にM.2 Key-M(NVMe)スロットを1基備える。入力電源は9〜36Vで、標準電圧は14V。オプションとして5G/LTE、Wi-Fi/Bluetooth、GNSSを用意する。
建機の周囲監視や衝突回避、車両の予知保全などを想定
建設機械向けには、車両周囲の監視や衝突回避、作業支援などへの活用を想定する。農業機械では自動操舵や作業の最適化、障害物の検知、鉱山機械では運転席の支援や死角の確認、稼働状況の監視を用途に挙げる。
さらに、車両の状態把握や故障を事前に予測する予知保全など、フリート管理への活用も想定している。
Falcon Vehicle Systemは、2026年3月に米国ラスベガスで開催された建設機械の展示会「CONExpo」で発表された。開発元のConnect Techは、カナダのオンタリオ州ゲルフに本社を置くエッジAI/組み込みコンピューティング企業。NVIDIA Elite Partnerとして、Jetson AGX OrinやOrin NX、Orin Nano、Jetson Thor向けのキャリアボードやシステムを提供している。
価格は問い合わせ対応で、アスメックではデモ機や導入に関する相談も受け付けている。
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