錠前メーカーのゴール、BIM活用でカギと扉の配置作成を効率化:BIM
ゴールは、建設現場でのBIM浸透を受け、データ活用による現場作業や社内工数の軽減を目的とした新たな取り組みを開始した。BIMを設計データベースとして活用し、居室や共用部の錠前仕様を記載する平面図(=キープラン)の作成を簡易化するRevit追加機能の開発に着手した。
鍵と錠前の専門メーカーのゴールは2026年10月2日、建築現場でのBIMの浸透に伴い、データ活用で現場作業や社内工数を軽減するための新しい取り組みを開始したと発表した。BIMを単なる3Dモデルではなく、設計データベースやワークフローとして認識し、これまで培ってきた錠前のキープラン作成ノウハウとBIMデータを融合させ、建物引き渡しまでのプロセス全体の改善を図る試みだ。
BIM活用で錠前のキープラン作成を簡略化、工事期間中の変更工数を低減
ゴールがBIMを活用するきっかけとなったのは、設計担当者との対話だった。BIMは各部材に詳細な属性情報を持たせることが可能で、その特性を生かせば、錠前のキープラン作成を大幅に簡略化できるという着想に至った。
建物の各居室や共用部に対し、どの鍵でどの扉を解錠できるかを定義する平面図「キープラン」の作成は、初回の作図に膨大な時間を要するだけでなく、その後のチェック作業にも多大な労力を要していた。
課題解決のため、BIMソフトウェア「Autodesk Revit」に対応したキープラン作成のアシスト機能の開発を進める。設計段階で錠前のキープランは後回しにされやすく、仮決定のまま工事期間中に修正が重なるケースが多い。こうした修正や変更に対する耐性を高め、「間違える原因」を少なくする仕組みを構築することで、プロジェクト終盤での業務負担の軽減を目指す。
ゴールは今回の取り組みを機に、専任のメンバーを配置し、BIMの活用をさらに推し進める。その先には、設計から施工、引き渡しに至るまでのプロセス全体の標準化を視野に入れ、現場に寄り添うパートナーとして、BIMを活用した新しい業務の在り方とソリューションの創出を継続して模索していくとしている。
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