蔵衛門Pad Miniに瞬間記録機能 シャッター遅延を約0.5秒:現場管理
ルクレは、工事写真向けアプリ「蔵衛門カメラ」に、シャッター遅延を低減する瞬間記録機能を搭載した。最新モデル「蔵衛門Pad Mini」に標準搭載する。
ルクレは2026年8月20日、工事写真向けアプリ「蔵衛門カメラ」に、シャッター遅延を低減する「ZSL(Zero Shutter Lag:瞬間記録)」機能を搭載したと発表した。最新モデル「蔵衛門Pad Mini」に標準搭載し、端末とアプリの一体開発によって撮影時のタイムラグを抑える。
工事写真では、完成後に隠れる構造体や配管、接合部の施工状態などを撮影する。ルクレによると、一般的なサードパーティー製カメラアプリでは、シャッターボタンを押してからイメージセンサーの画像を記録するまでにタイムラグが生じるという。
そこで、ハードウェアとカメラアプリの双方を自社で手掛ける独自の開発体制を生かし、通常はアプリ側に開放されていないカメラ内部の制御設定を活用。シャッターを押す前からハードウェア側で撮影を準備し、直近のフレームを利用する。
一般的なカメラアプリでZSLを再現する場合は、直近のフレームをアプリで一時保存し、端末のカメラに送り返して再処理する手法が多いという。蔵衛門Padでは一時保存をカメラ本体で担い、シャッターを切った時点でカメラ内部で完結した高画質な1コマが即座にアプリへ届く。これにより、メモリ負荷や処理落ちも軽減する。
ボタン押下から画像データ保持完了までの時間(シャッター遅延)は、蔵衛門Pad Miniの最新モデルで約0.5秒。ルクレが2026年8月時点に自社製品を含むAndroidアプリを対象に実施した検証によると、一般的な電子黒板アプリでは約0.9秒だったという。
地下や屋内、夜間など明るさが変化する建設現場での利用も想定している。フラッシュ撮影では事前に光量を測定するプリキャプチャーが必要になるため、フラッシュ設定を優先してZSLを無効にする実装方針が主流だという。
蔵衛門Padでは、明るさの測定結果をミリ秒単位で常時監視する制御ロジックを開発した。フラッシュをオートに設定した状態でも、周囲の明るさから発光が不要と判断した場合にはZSLを作動させる。現場でフラッシュ設定を切り替えずに通常撮影でZSLを利用できるようにした。
最新モデルの蔵衛門Pad Miniは、8インチディスプレイを備え、プロセッサにMediaTek Helio G99を採用。メインメモリは6GB、ストレージは128GB、バッテリー容量は7500mAhで、Wi-Fiと4G LTEに対応する。
外形寸法は230.5(幅)×145(高さ)×14(奥行き)ミリ、重量は512グラム。カメラは5000万画素の標準カメラと800万画素のフロントカメラを搭載する。IP68/IP69の防水/防塵性能と150センチの耐落下性能を備え、動作温度はマイナス15〜50度。価格は8万7780円(税込み)。
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