下水道管路の洗浄/点検/診断をワンストップ化、奥村組らがいわき市で実証:スマートメンテナンス
奥村組、ヤマソウ、横浜市下水道管理協同組合、ジャストは、下水道管路の洗浄/点検/診断を一連の工程として実施するスクリーニング調査手法を福島県いわき市内で実証し、従来より効率的な管路調査が可能だと確認した。
奥村組は2026年8月3日、ヤマソウ、横浜市下水道管理協同組合、ジャストと共同で、福島県いわき市内において、下水道管路の洗浄から点検、診断までを一連の流れで効率的に実施できるスクリーニング調査手法を実証したと発表した。実証の結果、従来よりも効率的な下水道管路調査が可能だと確認した。
新手法は、管路内の洗浄と撮影を同時に行える「ノズル付きカメラ」と、撮影した動画を展開画像化し、AIによる損傷候補の抽出から報告書作成までを支援するジャストのソフトウェア「スマカン」を組み合わせたもの。現地作業を削減するとともに、調査後の確認や整理作業を効率化する
修繕や更新が必要な管路を効率的に抽出するスクリーニング調査手法として、奥村組が下水道管路の維持管理業務を受託している福島県いわき市で実証を実施。現地での点検から、現場事務所などの技術拠点での展開画像作成、損傷検出/診断、報告書作成/管理までをワンストップで行う手法を検証した。
ノズル付きカメラを使用することで、従来は2回に分けて実施していた管路内の洗浄と内部の動画撮影による調査を同時に実施できる。また、カメラは管路の中央付近を安定して移動するため、撮影動画からゆがみの少ない展開画像を生成しやすい点も特徴だ。
撮影した動画から、スマカンで展開画像を作成し、管路内の損傷検出や劣化診断を実施。作業は現場事務所などで実施でき、AIによる損傷候補抽出機能や報告書作成/管理機能により、調査業務の効率化につながる。
奥村組は今後、本格導入に向けて改良と検証を進め、下水道の維持管理に課題を抱える自治体や下水道管路調査事業者への普及を目指す。
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