3D鉄筋モデルから加工用データまで連携、構造設計事務所が開発したRevitアドイン:建設DX展+ 2026
構造設計事務所のRitaXは、鉄筋BIMモデルの作成から数量計算、加工帳作成、加工機用データへの変換までを支援するRevitアドイン「Rebar system 2026」を発売した。10年以上にわたり社内で運用/改良してきたシステムを製品化したもので、3D鉄筋モデルを起点に設計から加工までをデータでつなぎ、配筋業務の効率化と手戻りの削減を支援する。
構造設計事務所のRitaXは、「建設DX展+ 2026」(2026年7月1〜3日、東京ビッグサイト)に出展し、鉄筋BIMモデルの作成から数量計算や加工帳作成、加工機用データへの変換までを支援するRevitアドイン「Rebar system(リーバーシステム) 2026」を披露した。3D鉄筋モデルを起点に、設計から加工までをデータで連携し、人手に依存してきた作業を効率化する。
Rebar system 2026は、「Autodesk Revit 2024」に対応するアドインで、RitaXが10年以上にわたり培ってきた鉄筋モデリング技術と、曲げ加工機向けのデータ作成機能を搭載。鉄筋形状ファミリや自動計算ツール、集計表、加工帳のテンプレートなど実務に必要な機能をパッケージ化した。躯体から意匠、設備、配筋までを1つのモデルで扱える環境を構築している。
鉄筋形状ファミリは重量計算に対応した独自のパラメータ構成を持ち、20種類以上を用意してモデリングと積算の整合性を高める。また、作成したモデルから本数や長さ、重量を自動集計し、定尺長や割付情報を含む加工帳を作成できる。加工機で利用可能なABS形式への変換にも応じる。3Dモデル上で鉄筋の干渉や納まりを施工前に確認し、後工程での手戻りの低減にもつなげられる。
10年以上運用してきた鉄筋モデリングを製品化、設計から加工まで配筋DXを推進
RitaXは土木/建築分野の構造設計を手掛ける中で、2014年にRevitを導入し、BIMの活用を進めてきた。その中で配筋図作成の効率化を目的に土木向けの鉄筋モデリングシステムを独自に開発。建築分野にも適用範囲を広げ、社内で運用/改良を重ねてきた。今回、そのシステムをRebar system 2026として製品化した。
RitaX 代表取締役 安藤浩二氏は「鉄筋工事でも熟練技術者の引退や人手不足などが大きな課題だ。各現場で鉄筋を拾い出して加工を指示する従来のやり方ではなく、事前に3D鉄筋モデルから曲げ加工情報まで作成し、加工用データを用意して渡せば、現場では組み立て作業に専念できるようになる」と語る。
今後は設計から加工までをデータでつなぐ配筋DXの実現を目指し、建設会社や設計会社などへの展開を進める考えだ。
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