タダノが70トンクレーンを電動化 GX高所作業車やVR技能教育も展示:第8回 国際 建設・測量展(3/3 ページ)
タダノは「CSPI2026」で、新世代の70トンラフテレーンクレーンと、その作業を電動化する「バッテリー式 e-PACK」を展示した。幅800ミリ以下に収まる電動高所作業車や走行から荷役までを電動化したカーゴクレーンといったGX建設機械に加え、実機に近い操作を学べるVRシミュレーターも紹介した。
屋外ブースでも環境配慮のGX建機として、油圧ユニット用バッテリーにリチウムイオンバッテリーを採用した配電工事用高所作業車「AT-146TE」を展示した。
実機に近い操作を学べるVRクレーンシミュレーター
環境対応製品と併せて、多くの来場者が足を止めていたのが、2026年内の発売を予定する教育用シミュレーター「Lift Training Simulator」だ。体験コーナーには長い順番待ちの列ができ、待っている間も担当者に機能や活用方法を尋ねるなど、関心の高さがうかがえた。
シミュレーターでは、実機と同じ操作レバーとペダルを備えた専用デバイスをPCに接続し、使用者はVRゴーグルを装着してクレーンの操作を学ぶ。360度のVR空間に、荷の揺れやブームのたわみ、クレーンの動特性などを再現し、実機に近い操作感を体験できる。
VRコンテンツのトレーニングコースには、無線で合図を受けながら視認できない場所へ荷物を運ぶ「現場作業」、荷崩れなどの事故を再現する「安全教育」、移動式クレーン運転実技教習の経路と採点基準を再現した「教習所」などを用意。操作結果を数値化するスコアリング機能も備え、移動式クレーン運転実技教習に向けた練習やクレーンオペレーターの安全教育、技能向上などへの活用を想定している。
担当者は「現場のニーズから生まれた製品だ。実機ではなかなか失敗を繰り返すことはできない。シミュレーターであれば、何度も失敗を経験しながら操作を身に付けられる」とVRトレーニングのメリットを強調した。
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