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タダノが70トンクレーンを電動化 GX高所作業車やVR技能教育も展示第8回 国際 建設・測量展(2/3 ページ)

タダノは「CSPI2026」で、新世代の70トンラフテレーンクレーンと、その作業を電動化する「バッテリー式 e-PACK」を展示した。幅800ミリ以下に収まる電動高所作業車や走行から荷役までを電動化したカーゴクレーンといったGX建設機械に加え、実機に近い操作を学べるVRシミュレーターも紹介した。

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幅800ミリ以下に収まる電動高所作業車

 同じく環境負荷の低減に配慮したGX(グリーントランスフォーメーション)建機が、屈折ブーム型クローラ式高所作業車「OctoPlus 21」だ。

屈折ブーム型クローラ式高所作業車「OctoPlus 21」
屈折ブーム型クローラ式高所作業車「OctoPlus 21」

 OctoPlus 21は、2025年1月にタダノが完全子会社化した米建設機械メーカーManitex International傘下のPM Oil & Steel(ピーエムオイルアンドスチール)が海外展開する日本未発売の機種だ。そのため、日本発売時には仕様が変わる可能性がある。展示した海外仕様では、最大作業床高さは18.7メートル、最大作業高さは20.7メートルに達する。

 展示機は、リチウムイオンバッテリーを電源とする電動仕様だった。バッテリー駆動で走行から高所作業までの一連の動作を行うため、機体からCO2を排出せず、騒音も抑えられる。ブースでは、無線リモコンを使った操作を披露した。

無線リモコン。作業姿勢や負荷率、各種アラームを表示するディスプレイを備える
無線リモコン。作業姿勢や負荷率、各種アラームを表示するディスプレイを備える

 最大の特徴は、搬送時の幅が785ミリ、高さが2メートル未満というコンパクトさだ。狭い搬入口を通過できるため、作業場所までの進入経路が限られる現場にも導入しやすい。会場では、バスケットを装着した機体を幅830ミリ、高さ2000ミリの枠内に収めた状態で展示し、そのコンパクトさを示した。

バスケットを装着した状態でも、バスケットの向きを変えることで幅830ミリ、高さ2000ミリの枠内に収まる
バスケットを装着した状態でも、バスケットの向きを変えることで幅830ミリ、高さ2000ミリの枠内に収まる

 建設工事や設備保守など、狭い場所での高所作業を想定する。担当者は「搬入口や作業スペースが狭く、クリーンで静かな作業が求められるショッピングモール内の内装工事などにも適する」と、その可能性を説明した。

走行から荷役までを電動化したカーゴクレーン車

 三菱ふそうトラック・バスの量産型小型EVトラック「eCanter」に架装した「EVOLT(エボルト)」ブランドの電動カーゴクレーン(クレーン型式:TM-ZX294HRENS)を、発売に先駆けて披露した。EVOLTは、「EVOLUTION」と「VOLTAGE」を組み合わせた、タダノの電動製品に冠するブランド名だ。

 eCanterと電動カーゴクレーンを組み合わせることで、車両の走行からクレーン作業までを一貫して電動化した。走行とクレーン作業の双方をバッテリーの電力で行うため、使用時に車両からCO2を排出しない。騒音値は約65dBで、夜間や屋内、住宅地など、騒音や排ガスへの配慮が求められる現場での活用が期待される。

左から、小型EVトラック「eCanter」に架装した「EVOLT」ブランドの電動カーゴクレーン(クレーン型式:TM-ZX294HRENS)、操作部

 満充電時の稼働時間は、クレーン作業のみの場合で約7時間に及ぶ。走行のみの航続距離は213キロで、走行とクレーン作業を併用する場合は約160キロの走行と約1時間のクレーン作業が可能だ。いずれも展示時点の暫定値で、使用条件や周囲の環境によって変動する。

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