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クボタが“原点回帰”のオレンジ色に一新 8トン中型建機を日本市場に投入CSPI2026(1/2 ページ)

クボタは「CSPI2026」で、建機カラーを原点の「クボタオレンジ」に一新した主力機を展示した。新型機は、ロングリーチで狭小地でも広範囲の作業性を誇る8トンクラス「KX085-5」で中型建機市場に本格参入。後付け不要のi-Con 2.0対応パッケージも提案し、現場の生産性と安全性を高める建機ラインアップを披露した。

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 クボタ 建設機械事業部は、「第8回 国際 建設・測量展(CSPI2026)」(会期:2026年6月17〜20日、幕張メッセ)に出展し、これまで注力してきた0.5〜5.5トンクラスのミニ建機から日本初披露の8トンクラスのニューモデルまで、機体カラーを一新した主力機のラインアップを展示した。

四半世紀ぶりに機体色を刷新、原点の「クボタオレンジ」へ

 クボタは、1974年に初代ミニバックホー「KH-1」の生産を開始してから50周年を機に、四半世紀にわたり親しまれてきた機体色「クボタブルー/イエロー」を「クボタオレンジ」に刷新した。2026年1月の出荷分から順次、国内市場向けミニバックホー全機種で機体色を統一している。

 新色のクボタオレンジは、初代KH-1に採用されていた建設機械事業の原点を象徴するカラーで、欧米などの海外製品に広く使われてきた。節目の年に、原点回帰と次の50年へ挑戦する決意を込めたという。CSPI2026の会場では、クボタオレンジに染まったサイズや用途の異なる機種が一堂に会した。

CSPI2026のクボタブース
CSPI2026のクボタブース 写真は全て筆者撮影

8トンクラス「KX085-5」を初披露、中型市場を開拓

 新機種の目玉として、2026年6月1日に日本市場で発売した8トンクラスの油圧ショベル「KX085-5」が初登場した。クボタはこれまで住宅基礎や道路、水道、ガス工事などの用途に向け、0.5〜5.5トンクラスをメインに展開してきた。今回の中型建機投入で、新たな市場開拓を狙う。先行販売している欧米では、道路工事だけでなく、他の土木工事や林業など幅広い現場で導入されているという。

「KX085-5」
「KX085-5」

 KX085-5は、最大掘削半径7330ミリのロングリーチを備え、同重量帯でトップクラスの作業範囲を実現。スイングブーム機構も搭載し、狭所でも高い可動性を発揮する。

 油圧制御には2ポンプロードセンシングシステムを採用し、負荷に応じた最適な流量を供給することで、複合操作でも安定した動作と優れた操作性を可能にした。エンジンは、DPF(微粒子捕集フィルター)とCRS(コモンレールシステム)を搭載したクボタ純正水冷4気筒立型(総排気量3331cc/出力49.7kW)で、排ガス規制に適合したクリーンかつパワフルな性能を有する。燃費消費の抑制機能では、あらかじめ設定した一定時間、アイドリングが続くと自動でエンジンが停止する「オートストップ」で、機械の長寿命化も見込める。

 キャブ内には7インチディスプレイを設置し、広範囲の後方映像を表示。転倒時保護構造のROPSやトップガードレベル1のOPGにも適合するなど、作業時の安全確保を徹底した。

 さらに、建機をGPSとIoTで遠隔管理する「クボタトラッキングシステム」を標準装備。車両情報や位置情報を現場管理者とクボタが常に把握し、建機の最適配置や定期交換部品の指示が可能になる。時間外やエリア外の稼働を通知するアラート機能で盗難防止に役立ち、住所不明な山中などでの故障時にも位置を即座に把握してサービススタッフを迅速に派遣できる。

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