掃除ロボとエレベーターが自動連携、41階建て新築分譲マンションに導入 掃除機掛けの約6割を代替:ロボット
野村不動産グループなどは、新築分譲マンション「プラウドタワー相模大野クロス」に、エレベーターと自動連携する掃除ロボットを導入した。ロボットがエレベーターを利用して複数階を自律移動しながら共用廊下を清掃する。清掃員の業務負荷軽減や将来の人手不足への対応につなげる。
野村不動産ホールディングスなど8社は2026年6月18日、神奈川県相模原市の新築分譲マンション「プラウドタワー相模大野クロス」の共用部に、エレベーター自動連携掃除ロボットを導入したと発表した。
上下階に自動で移動可能な掃除ロボットを導入することで、清掃員による掃除機掛け面積の約60%を代替し、移動/単純作業負荷を軽減。清掃業務全体では、約20%の省人化効果を見込んでいる。
今回の取り組みは、野村不動産ホールディングスの他、野村不動産、野村不動産パートナーズ、TIS、オカムラ、江口、日本オーチス・エレベータ、JCOMが共同で実施。居住用分譲マンションへのエレベーター自動連携掃除ロボットの導入は、協業各社で初めての取り組みとなる。
プラウドタワー相模大野クロスはRC造(一部S造およびSRC造)、地上41階地下3階の分譲マンションで、2025年10月に竣工。2026年1月から順次入居が始まっている。
掃除ロボットは、ロボットマネジメントシステムからの指示に従い、人の操作なしでエレベーターに乗り込み、目的階へ移動して清掃を開始する。1フロアの清掃を終えると、自らエレベーターを呼び出して、次の指定階に移動し、各フロアの共用廊下を連続で清掃する。全フロアの作業が完了すると、定位置へ戻る。
プラウドタワー相模大野クロスでは、オカムラ製の掃除ロボット「STRIVER II」と、TISのマルチロボットプラットフォーム「RoboticBase」を連携。RoboticBaseはマンション内のロボットを一元管理し、清掃開始や帰還指示、スケジュール管理、リアルタイム監視、データ収集などを担う。
日本オーチス・エレベータは、RoboticBaseと連携可能なデジタル接続機能を内蔵したGen3TMエレベーターシステムを導入。JCOMは物件への光ファイバー導入に加え共用廊下にロボット専用Wi-Fi環境を整備し、各システム間の安定した通信を支えている。
今回の導入により、共用部の清掃頻度や品質の安定化による居住者満足度の向上が期待できる他、将来の人材不足を見据えた持続可能なマンション管理の体制構築につながるという。
野村不動産らは今後、今回の取り組みで得られる知見を基にに、さらなる活用の可能性を検討する。
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