アイリスグループが警備ロボット事業に本格参入 SEQSENSEを子会社化:FM
アイリスグループは警備ロボットメーカーSEQSENSEをグループ化し、警備ロボット事業に新規参入する。グループの販売網を活用した販路拡大を図る他、新機種の開発にも取り組む。
アイリスグループは2026年1月29日、警備ロボットメーカーSEQSENSE(シークセンス)の株式を取得してグループ化し、警備ロボット事業に新規参入すると発表した。グループ化により、SEQSENSEの開発力とアイリスグループの企画/調達/製造/販売体制を掛け合わせ、警備ロボットの迅速な開発と製造、供給に加え、コスト競争力の強化を図る。
第一弾として、グループの販売網を活用して自律移動型警備ロボット「SQ-2」を全国展開し、販路の拡大を図る。さらにSQ-2のリニューアルも検討。警備業界の多様なニーズを吸い上げた新機種開発に取り組む。
アイリスグループは、労働力不足の課題解決を目的に、2020年にロボティクス事業に参入。サービスロボットの累計導入社数は7000社を超える。2025年10月にはソフト/ハードの完全内製化を実現したDX清掃ロボット「JILBY(ジルビー)」を発表するなど、独自開発体制を強化。新規参入した警備ロボット事業を、清掃ロボットに続く第二の柱として位置付けている。
SEQSENSEは2016年創業のロボットメーカーで、自律移動技術とクラウドシステムを中核とした警備ロボットの開発/実装に取り組んできた。SQ-2は、独自の3Dセンサーを搭載し、警備する物件の詳細な3Dマッピングや歩行者などの動体の発見、環境変化の検出に加え、クラウド連携による警備拠点からの遠隔巡回などが行える。これまで、官公庁や公共施設、空港、大規模商業施設などに導入された実績がある。
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