KY活動の記録と管理をデジタル化する「Buildee 電子KY」を正式リリース リバスタ:現場管理
リバスタは、建設現場施工管理サービス「Buildee」のオプションとして、KY活動の記録/確認/保管をデジタル化する「Buildee 電子KY」をリリースした。試行版を利用した現場からは「回収や保管の手間が削減された」「KY記入が約5分から約2.5分になったといった」効果が報告されている。
リバスタは2026年4月1日、建設現場施工管理サービス「Buildee(ビルディー)」において、KY活動の記録/確認/保管をデジタル化する「Buildee 電子KY」を正式リリースした。建設現場向け作業間連絡調整システム「Buildee 調整会議」のオプションとして提供する。
KY活動の記録や保管は従来紙帳票で運用されてきた。多くの元請会社では参加者の署名を含む帳票を一定期間保管しており、1現場あたり数千枚から数万枚に及ぶケースもある。また、協力会社は、記録の記入や提出作業に時間を要し、安全ミーティングの本来の目的である対話や危険の洗い出しに十分な時間を充てにくい状況があった。
Buildee 電子KYは、協力会社の職長がスマートフォンからKY活動の内容や参加者情報を入力して元請会社へ報告し、元請会社はPCやスマートフォンで内容を確認した後、クラウド上でデータを一元管理する仕組みだ。紙帳票の印刷や回覧、保管などの作業の削減と、保管スペース確保の負担を軽減する。紛失や汚損リスクも低減し、必要な記録が探しやすくなる。
KY活動の記録から報告までを5ステップで完結
Buildee 電子KYは、KY活動の記録から報告までを5ステップで完結できる。作業の選択から危険予知/安全確認、重点項目の記載、参加者登録、作業後報告まで、入力手順が整理されており、スムーズに報告を行えるようにすることで、現場での運用定着を支援する。
Buildee 調整会議に登録された作業予定の引用でき、転記ミスや入力漏れを防止する。「Buildee 入退場管理」の入退場実績との連動により、ミーティング参加者情報の把握を容易にし、危険の洗い出しや対策共有に時間を充てやすくする。安全管理体制を維持しながら、管理業務の効率化と現場が本来注力すべき対話時間の確保につなげる。
試行版を利用した現場では、回収や保管の手間が削減された、KY記入が約5分から約2.5分になったといった効果が報告された他、「常勤の協力会社でほぼ電子運用を実現でき、新規利用者も短時間で操作を習得できるなど、現場での使いやすさを確認している」などの声も挙がった。
リバスタによると、2025年10月末時点のBuildee導入元請会社数は800社以上、累計導入現場数は3万現場を超える。2026年度から大林組が「Buildee 調整会議」「Buildee 労務安全」「Buildee 入退場管理」を順次展開し、2028年度中の全現場導入を目指すことを明らかにしている。
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