大東建託がバイオマス発電事業3社を合併 「大東バイオエナジー」に集約:カーボンニュートラル
大東建託はバイオマス発電事業3社を合併し、「大東バイオエナジー株式会社」へ集約した。組織統合によるシナジー最大化と運営効率化を図る。
大東建託は2026年4月1日付で、グループ傘下でバイオマス発電事業を担う3社を合併し、一戸フォレストパワーと一戸森林資源を「大東バイオエナジー」に集約、統合した。燃料の調達/加工から発電までの全工程を一元管理する体制を構築し、経営資源を最適化することで、各工程の連携強化による運営効率の向上と意思決定の迅速化を図る。
グループ全体で再生可能エネルギーの供給体制を強化し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速する。
木質バイオマス発電は間伐材などの木材を燃やし、タービンを回す発電方法。木は成長過程で光合成によりCO2を吸収するため、燃焼時の排出量を実質ゼロと見なす再生可能エネルギーとされている。
大東建託グループは2023年、再エネの調達拡大を目的にバイオマス発電事業に参入。同年7月に関電エネルギーソリューションの朝来バイオマス発電所と兵庫県森林組合連合会の「be材供給センター」を取得した。続いて9月に発電所の運営会社として大東バイオエナジーを設立。2025年2月には、フジコーとフジコーの100%出資子会社である一戸フォレストパワーの株式譲渡契約を締結。現在は兵庫県朝来市と岩手県一戸町の2拠点を軸に事業を展開している。
大東建託グループは木材を主要建材として多く活用する企業として、未利用木材などの有効活用を通じて森林の持続可能性に貢献する。また、事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」の目標達成に向け、再生可能エネルギーの活用を促進する。
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