市役所でロボットが各フロアに物品を配送、戸田建設/相模原市らが走行実証:FM
戸田建設、神奈川県相模原市、さがみはらロボットビジネス協議会は、相模原市役所本庁舎で配送ロボットの走行実証を行う。本庁舎内での試験的な運用を通じて、職員から意見を収集し、操作性や安全性の向上に役立てる。
戸田建設は2026年2月13日、神奈川県相模原市、さがみはらロボットビジネス協議会と共同で、相模原市役所本庁舎において配送ロボットの走行実証を行うと発表した。相模原市の企業が開発したロボットを用い、自律走行やエレベーターと連携した完全自動のフロア間移動による物品配送を試験的に運用する。
実証は、3者が2025年6月に締結した「ロボットフレンドリーな環境構築に係る実証事業に関する協定」に基づく取り組み。今回、本庁舎6階の「総務事務センター」から各フロアへ物品を配送する。
事前検証では、来庁者や職員などが行き交う死角の多い施設内で、センサーを使った障害物検知や歩行者への配慮を行いながら目的地まで安全に走行できることを確認した。ICカード認証によるボックス開閉など、公共施設に求められるセキュリティ機能も検証している。実証実験でも、安全で円滑な走行の実現を目指す。
使用するロボットは、デザインから製作まで「さがみはらロボットビジネス協議会」に所属する市内企業が手掛けることで地域技術の社会実装を推進。また、ロボットとエレベーターが連携し、ロボット自らエレベーターを呼び出して目的階へ移動する完全自動のフロア間移動を実現した。
2025年度は、試験的な運用に取り組み、実際の業務現場で活用する中で職員から意見を収集し、操作性や安全性、利便性の向上を図る。2026年度は、庁舎内でのロボット活用の本格実装に向け、ロボットとシステムの機能向上と運用体制の構築を進める。また、本庁舎での取り組みを先導モデルとし、市内の他施設や公共空間におけるロボット活用の推進にも取り組む。
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