大阪南港に東京建物初のデータセンター「Zeus OSA1」着工、施工にMEPプレファブ採用:プロジェクト
東京建物とSC Zeus Data Centersは、大阪の南港エリアでハイパースケールデータセンターの建築工事に着手した。7階建て延べ1万9016平方メートルの規模となる見通しで、第1期の稼働は2028年の予定。
東京建物とシンガポールに本社を置くデータセンター企業のSC Zeus Data Centersは2026年1月30日、データセンター「Zeus OSA1」が2025年12月に着工したと発表した。土地や建物に加えデータセンター専用設備を保有し、クラウド、サービス、プロバイダー、エンタープライズに対し、サーバスペースと電力供給などのサービスを提供する。2028年に、IT機器へ供給する電力容量を示す「ITロード」で25メガワットとなる第1期の稼働を予定している。
東京建物初のデータセンター開発事業が本格始動
Zeus OSA1は、東京建物が不動産開発事業で培った経験と、SC Zeusの先進的で堅牢かつ高効率、そして環境にも配慮したグリーンなハイパースケールデータセンターの企画や開発、運営の知見を活用しながら、共同で推進するプロジェクト。
事業地は、大阪中心部のインターネットエクスチェンジから約10キロに位置し、金融取引、リアルタイムAI推論などの高度な情報処理を可能にする低遅延のネットワーク接続を実現する。
を動かすために必要な計算処理の「AIワークロード」高度化に伴う高い電力負荷需要に備え、冷却効率が高い液冷に対応した冷却方式を採用し、ラック当たり最大130キロワットの高電力密度に対応する。また、予備設備を備えることで万一のトラブルにも対応できる体制を整えながら、データセンターのエネルギー効率を示す指標のPUEで1.19を実現する高効率設計で最新AIアプリケーションに必要な高性能環境を提供する。
建築工事ではプレファブリケーションを活用した機械/電気/配管(MEP)施工方式を導入し、日本市場で深刻化するMEP専門人材不足への対応と、工期短縮や品質安定化を同時に実現する。
Zeus OSA1の所在地は、大阪府大阪市住之江区南港北一丁目14番地1(地番)で、敷地面積は1万3956平方メートル。建物の構造と規模は、S造(免震構造)地上7階建て、延べ床面積1万9016平方メートル。
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