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清水建設の施工現場で使用済み太陽光パネルを再利用、東急不動産が供給:サーキュラーエコノミー
清水建設は、東急不動産が所有する発電所の使用済み太陽光パネルを、建設現場に再利用する取り組みを実施した。
東急不動産と清水建設は2026年1月9日、東急不動産が所有する発電所で使用済みとなった太陽光パネルを再利用し、清水建設が施工する北海道の「大沼トンネル峠下工区新設工事」と「(仮称)松前2期陸上風力発電所建設工事」の2現場に設置したと発表した。
北海道内の2現場に設置 モニターや照明の電源に活用
太陽光パネルは東急不動産が供給し、清水建設が施工と設置を担当。各現場内の電源として利用している。
大沼トンネル峠下工区新設工事の現場では、太陽光パネルで発電した電力をインフォメーションセンター内のモニター用電源に使用。発電設備に併設したバッテリーを最短36分で満充電でき、満充電時には8台のモニターを約10時間稼働させられる。
松前2期陸上風力発電所建設工事の現場では、太陽光パネルで発電した電力を事務所内の照明用電源として利用。地面に対して垂直にパネルを設置することで資材置き場の目隠しとしても機能し、防犯効果も発揮している。
太陽光パネルの寿命は約25〜30年とされており、2012年の再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)を契機に普及した設備が2030年代後半以降に大量廃棄されると見込まれている。今回の取り組みは、再利用による資源の有効活用と廃棄物削減に貢献する。両社は今後も、それぞれの技術とノウハウを生かして再生可能エネルギーの普及発展に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
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